「ドッぺ　追悼」
むんこさん、ドッペのこと、教えてくれてありがとう。
本当に、辛かっただろう。
この同窓会の事を知って、一番会いたいと思った一人だったのに残念！

ドッペは下落合駅前に住んでいて、
大柄で、正義感が強くて、とてもやさしい奴だった。
昔の漫画の主人公に出てきそうな・・・。

俺は、今住んでいるド田舎から、小３の夏に落四小に転入したんだけど、
勉強のレベルが格段に違っていて、授業は全く理解できなかったし、
３月２９日生まれで体も小さく、泣き虫で、本来であればイジメの餌食になったはず。
そんな中、彼はいつも俺をかばってくれた。

自分の成績も上がって、高田ゼミを止めて、中野ゼミに毎晩ドッペと通った頃、
１８時から２１時までの授業のトイレ休憩時に、
ドッペと一緒に抜け出して、中野サンプラザで２１時まで遊んでいた。
戻って怒られても、ドッペは全く動じず、次の授業も同じ事の繰り返し。
正に”我が道を行く”だ。
なぜだか思い出せないが、俺はいつも彼と一緒にサボっていた。

落中ではクラスがずっと別で、
彼は相変わらず独自の道を歩んで、弱者を守っていたけど、
俺は、チョイワルに走って、一緒に遊ぶ機会も少なくなったように記憶している。
でも、彼の絶対的な正義感にいつも敬意を持って感服していたのは確かだ。
人に好き嫌いはつきものだが、彼を嫌いになる奴なんて想像できなかった。

俺は、この時期、多くの友に、守られ、支えられ、引っ張られて、生きてきたのを、
今でもはっきり覚えている！
その中でも、人生の分水嶺の時期に、彼と一緒に時間を過ごせたのは、
今の自分を形成する意味で、とてつもなく大きな存在だった。

ここに、心より、ドッペの冥福を祈りたい・・・原尻。