闘え
不安と寂しさと暗闇に

感じろ
息吹と鼓動と輝きを

与えよ
光と温もりと優しさを

千の絶望の前に
勇気も希望も心さえも、砕け散ってしまったら

一つ一つ拾い集めて
繋ぎとめておけば良い

なんど膝を折っても
なんど地面に伏しても

その度に立ち上がれ
その度に強くなれ

そして、何より
優しくなれ

小さい秋　見つけた

あなたの熱い手に

あなたの熱いくちづけに

あなたの燃える瞳の中に


小さい秋　見つけた

わたしの髪に

わたしのくちびるに

わたしの肩に


小さい秋　見つけた

重なる二人の肌の上に

ぽっかりと、胸に穴が開いたような
そんな喪失感に襲われて

苦しくて、切なくて、寂しくて、不安で
泣いてしまいたいのに
いつも涙は出てこない

身体を抜けて飛び立って
あなたの所に飛んでいきたい

あなたの顔を一目みたい
あなたの声を聴いていたい
あなたの存在を感じていたい

あなたの心に触れ得ぬまま
僕の心は錆びていく

歪な形の鋼のみが
闇の中に落ちていく

もしも光があるのなら
照らしておくれ

どんなに深い闇の中からでも
舞い戻ってみせるから

この石はわたしの誕生石

わたしを守る美しい石

私の耳たぶを飾る神秘の石

いつか、あなたにプレゼントして欲しい

ずっと一緒に居ようねと

言ってくれたあなただから


ラピスラズリに願う

あの人とずっと、一緒に居させて

ぷくぷくの
可愛いほっぺが大好きだよ

私の手を握る
小さな暖かい手が大好きだよ

叱られて涙ぐむ
つぶらな瞳が大好きだよ

ねえ、キスして

そしたらまた
あなたたちのために私は頑張るから

誰からも、どんな力からも、守るから

パパ、
クモさん、
サビシイって
エッ？
クモ、いるの？
あそこ、一緒に寝んねしたいって、
エッ？
どこ？
あっ、いた！
ダメ！
クモさんは、お外で寝んね！
パパ、クモさんも、生きているんだよね！
そうだよ、でも、一緒には寝れないょ！
クモを外に出すと
クモさん、ママとおやすみなさい！
エッ！(返答できない〓)

君を何度も
よびかけては
返らぬ
空蝉色のビルの中
華やいだザワメキ
すれちがいの愛心
飾る言葉の色違い
それでも
今は
それがいい
虚しい
視線
背中で感じて
作り笑顔の
君をみる

こんな夜は
手を繋いでずっと寄り添っていたい

こんな夜は
あなたの肩にもたれて甘えてみたい

こんな夜は　
忘れた歌を思い出したりして

こんな夜は
あなたが恋しくて恋しくて

こんな夜は
あなたを独り占めしたくなる

こんな夜は
あなたを抱きしめたくて　泣きたくなる

月の光で
胸刺す
夢みるときは
いつも
君がそばにいる
悲しいくらいに
愛していると
言葉にならない
涙ひとつで
ささやきかける
君がいる
涙に映る
鈍いあわいろ
君にまとわせる
俺の罪のいろ

空の蒼が

目に染みて

夕焼けの赤が

身に沁みて

痛む心は

もう遥か彼方

運命も宿命も

ないものだと信じたい

この夜の始まり