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from: hさん
2006年06月08日 21時48分21秒
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ある男の話
ある日
僕の部屋からいなくなった
誰もが羨む
綺麗なペルシャ猫
僕の大事な宝物だった
でも、
知らないうちに
彼女は居心地の好い
場所を見つけたようだ
思い返せば
彼女が僕の目を見る回数が
減っていた
いや、
気付いてはいたんだが。。。
あの猫は
どうしたんだろう?
何かの縁で
僕に懐いた白い猫
たまに顔を出しては
僕の目を見つめ
何か言いたげに去っていく
その目は
僕の苦しみを見透かし
僕の悲しみを癒し
そして何かを訴える目
彼女に
また会えるだろうか?
いや、会える気がする
一人で生き
いろんなものを
見てきた彼女
この部屋には
居つかないだろう
でも、
いつか強く抱き締めて
一言お礼が言いたい
いつも、見守ってくれて
ありがとうと。
いつのまにか
大きく育った向日葵
そのほほ笑みを終える
季節が過ぎた頃には。。。
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