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from: ななみさん
2006年06月12日 08時25分50秒
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人の目に映るわたし
人間の目から
映るわたしは
とても滑稽なものだ
初めてわたしを見た
時の反応は大袈裟な程
賞賛する
大概が外見で見る
わたしのこころの中な
んてお構いなしだ
そして、わたしという
ものをじっと観察され
た後 手厳しい批判が
いつも下された
愛嬌のないやつ
(違う!極度の人見知
りなのよ!!)
生意気なやつ
(ん!?その言葉あな
たにお返しするわ!!)
猫の分際でこんな贅沢
(それは飼い主の方針
よ、わたしに触れない
でよ)
そんな感じで出会った
時と別れたときの印象
が完全に違う
わたしの気持など一切
無視される
でも飼い主の彼だけは
違った 落ちこんだ
わたしを優しく抱いて
慰めてくれた
お前はお前だよ と
その度にわたしは彼で
あって良かったと思っ
た
でも、わたしには彼の
深い心の傷を温めてあ
げられないことに気づ
いた
いつも彼から与えられ
てばかりのわたし
思い上がってた?
それとも彼を買い被っ
たのか?
彼のこころが分からな
い
彼とのこころの距離が
離れていく予感
見てたわ
あの白い肌の彼女を
出窓の下から抱き上げ
て家の中へ消える姿を
決定的な瞬間
わたしはそこにいた
ただ彼らが見えない
場所にいただけ
心のシェルターが脆く
崩れ落ちた
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