「Re:Re:いよいよ公開　ダ・ヴィンチ・コード」

三鷹の狸さん、堪能されたご様子。よかったですね。
原作を読むことをお奨めした甲斐がありました。

私も、かなりの好印象です。
原作のイメージも壊れることなく、最後まで楽しく観ることができました。
トムハンクスはどうか・・という評判もあったようですが、
結構好演していたのでは、と思います。
彼を犯人と追う刑事は、原作ではそれほど重要な役回りではないのに、どうしてジャン・レノなのかなあ、と不思議に思っていましたが、なるほど設定を変えてそうきましたか、とう感じです。

多少人物の設定を変えているのは、
あれだけの長編を２時間半に収めるためできるだけ脇道にそれないようにということと、
原作を読んだ人へのサプライズもあるのでしょうが、
なんといっても、実存する団体とのﾄﾗﾌﾞﾙを多少なりとも回避するための配慮があるのかなあ、と穿った見方をしてしまったりしました。

でも、それぞれの舞台は多分そのままだではないかと思います。
パリの街とルーブル美術館以外は訪れたことがないのですが、
サンシュルピス教会も、ロンドンのテンプル教会も、ローズラインも、シャトー・ヴィレットも、
みんなみんなそこに行けば、そのまま観ることができるのでしょうね。
さながら、「本」を観ているようでした。セットも、ロケーションも頑張ったなあ、と思います。

話のテンポが良いうえに情報量も多く、字幕を追いながら映像も堪能するにはかなりの集中力が必要で、自分の中では未だに消化しきれていません。
原作を読んで、ある程度筋がわかっているのに、この有様ですから、
初めて見る人は、見応え抜群ということ請け合いです。

私は、多分、もう一度観に行くことになると思います。

内容をあれこれお話したいところですが、
これから行く方のため、ここは我慢することにしましょう。