「Re:初カキコ」
最終選考で残った作品は、モニター・テレビを通じてしか聞いてないので、なんとも言えないのですが、
みんなそこそこ良い曲だけれども、これといって特徴はありませんでした。
その中で一番そつなく特徴のない曲が最優秀に選ばれたような気がしました。
後で審査委員の一人でもあった三枝さんがこう言っていました。
「僕とすると第二位になった人が良かったんだけどなあ。あの人結構才能あるよ。でもね、曲が優秀すぎてやや歌いづらく、みんなの愛唱歌になりづらいっていうので、二位だったんだ。残念だなあ。」
まあ、そんなもんだから、あんまり気にしないでね。
歌いやすいというのと、芸術性はある意味反比例するからね。
ベートーヴェンも第九でみんなが歌えるようにというので、
あの単純なメロディーを作ったんだけれど、
基本メロディーは単純でも、
交響曲の中では歌うのめちゃめちゃ難しいじゃない。
芸術と大衆性。これは永遠のテーマです。