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from: Tenor1966さん
2015年09月12日 18時19分39秒
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癒しのレクィエム~何を戦っていたのか
franz先生、ドイツ・レクィエムの演奏会お疲れさまでした。
記事を読んで私自身が経験したことを思い出しました。
ヘンデルのメサイア第一部の演奏会でソリストを任された、7年ほど前のことです。
当時私は精神的に著しく参っていて、依頼を受けた歌うこと以外のことが殆どできませんでした。
そんな中、第2曲と第3曲を一体どうやって歌ったらいいのか途方に暮れました。
当時はまだ「自力で歌いこなそう」と考えていたためです。
また、当時はまだキリスト者ではありませんでした。
とてもそのようにできそうにない状態に陥って初めて次のように考えました。
「いまできることをやります。あとはお任せします」
そう、メサイアで歌われている神に、演奏直前に祈りました。
そうしたら、第2・3曲で歌われている内容が自分の中に初めて入ってきて、それまでにはない伸びやかさと暖かさを持って歌うことができました。
初めて、自分以外のものによって自分が歌っていると明確に自覚した時でした。
自分が歌う歌に自らが癒やされた、そのような経験をしました。
まさしく「自分の無力さを知ったことと、祈ることを知った」次第です。
その後キリスト者となり、それ以来歌うときには生きて私に働かれる聖霊の働きを邪魔しないように歌うという姿勢ができました。
もちろんそれを実現できるようにするための十分な練習が必要ですが、自分の思いではなく曲によって指し示されているものを表現するという明確な目標のためです。
また、前回の「ミサ曲の演奏と祈り」で祈りについて書いておられたのに対して感じましたのは、祈りについてもスキーや水泳などと同じようにそれを十分にできるようにするための方法を学ぶことと実際に出来るようにするための訓練が必要なのではということです。
キリスト教会で毎週の礼拝やミサ、聖書研究・祈祷会、就寝前の祈りなどはそのようあことなのではとも感じました。-
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