「今日この頃」で、鰻丼と鰻重の違いについて書かれていたましたが、
私、お店の人の「そりゃあ、丼か重の違いですわね」に共感です。

皆さんもご存知のように、鰻の松竹梅は鰻の質ではなく大きさで決まっていることが大変多いです。
だから、鰻丼と鰻重の鰻の大きさと質が同じであれば、値段もまた同じでも全然変ではありません。
もちろん、手軽に食べてもらうためだと思いますが、鰻重より鰻を小さくした鰻丼が供されることも多いです。

ちなみに私は鰻丼派です。ガッツリ鰻を食べたい時は迷わず鰻丼にします。まさに食べやすいし、気取らずに、鰻とご飯を自分で調節して食べられるからです。
鰻仲間にも、鰻は絶対に鰻丼！という人がおりまして、鰻重しか出さない店は認められないとまで豪語するほどです。
私はそこまで偏狭ではありませんが、鰻丼があると庶民の鰻屋さんだなと親近感がふつふつと沸いてきます。

反対に、私にとっての鰻重は、鰻そのものを味わう時にピッタリくる食べ方。上品に、お酒なんかをはさみながら、「鰻食べているぞ」という気分にさせるには、鰻丼では役不足な感じです。

そんな私ですが、昔ほどガッツリ食べる体力がなくなり、最近はもっぱら鰻重です。また、白焼きと蒲焼を一緒に食べられなくなってきました。
おいしいものを心ゆくまで食べるには体力が必要なんですね。
浜松駅前「八百徳」、櫃まぶしと鰻丼を同時には食べられないだろうな。おいしいと知ってしまったし、迷ってしまいます・・・。

鰻丼応援団　ピョン吉