駄目だ、駄目だ！
なんだ、このオーストリア戦は！
こんな日本的なサッカーをやっていては絶対に勝てない！
僕が常日頃言っている日本的演奏と同じで、
これは限りなく日本的なサッカーだ。
チームワーク最高。選手のクォリティー最高。
でも、勝つためのサッカーをやっていない！
前半の得点は、相手がうかつだったためのまぐれ点だ。
それにひきかえ、後半のオーストラリアの3点は、
あれよあれよという間に、どさくさにまぎれて
なんとなく入ってしまったように言われているけど、
とんでもない！
どれも素晴らしいプレーだったのだ。
まぐれなんかではない。入るべくして入った得点だ。
彼らは勝つためのサッカーをやっていたのだ。
日本選手のゴール近辺の積極性のなさは一体なんだ。
得点を取れなければサッカーには勝てないんだよ。
ゴール・キーパーの川口選手は素晴らしいけど、
彼一人にあんな負担を強いる前になんとかしろっちゅーの！
実際、彼が素晴らしくなかったら、あと3点くらい入っていたよ。
実は、今日は、国立市民芸術小ホールで、「おにころ」の練習をした後、「スペース・トゥーランドット」のスコアを書こうと思っていたのに、うっかり試合開始を見てしまったがために、
すべてを犠牲にしてサッカーに釘付けになってしまったのだ。
だから是非とも勝ってもらいたかったのだ。
さあ、ついでだから、ワールド・カップについて語ろうぜ！