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from: 三鷹の狸さん
2007/07/01 21:58:12
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メシアンを聴いて
6/28 東京芸術劇場での
メシアンの声楽曲を、
それと、新国立劇場合唱団の演奏を
初めて聴いた私です。
まず初めに思ったのは、
「あぁ、ちゃんと訓練されている方々揃いの合唱団は、
オペラの合唱でも宗教曲の合唱でもきちんと歌いこなされるんだなぁ、」
ということ。
とても響きがきれいだったからです。
そして、最後の最後に思ったのは、
「あぁ、やはり訓練の行き届いている方々揃いの合唱団は、
難しい跳躍音程だらけ、難しい和声だらけ、
それによる極度の緊張の連続続きの2時間歌いっ放しに近い公演でも、
最後まできちんと歌うことができるんだなぁ。」
という羨望に近いことでした。
とにかく、合唱団も、大編成のオーケストラも、器楽のソリストたちも、
みんな、みんな、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
だから、
そして、それがメシアンだから(?)、
聴いているこっちまで緊張の連続で、
正直、
気合を入れて聴いていた私は、
演奏に引き込まれた私は、
とほうもない疲労感に包まれました。
だから、感想を一言で、と要求されたら、
「はい、合唱もオケもソリストも素晴らしい演奏でした。なので、身を入れて聴き入ってしまいました。それで、とても疲れました。」
ということになりそうです。
夫は、私が疲れ果ててぼうーっとしてしまっていた最終曲が
「一番メシアンらしくて、素晴らしかった」
という感想を言っていましたが、
メシアンらしさ、を理解していない私にはチンプンカンプン、です。
ともかく、一番印象に残ったのは、
本番直前の合唱団への最終指導(ダメ出しと言われる)の前に
束の間、コーヒーブレイクされていた三澤先生とバッタリお会いし、
足早にコーヒーショップから劇場に戻る時に先生が持っておられた
『付箋だらけの楽譜』
でした。
東京芸術劇場の舞台を増設(前の方の座席をつぶして)までして、
200人の合唱団、4管編成のオーケストラ、7人のソリスト
という、
滅多に演奏されない曲を、素晴らしい演奏者達で聴けたことは
幸せでした。
客の一人として、演奏に係わった全ての方々、
演奏会に係わった全ての方々に、
ブラボーの賛辞と、「お疲れ様でした」という労いを送りたいです。
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