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from: 聖歌隊の助っ人さん
2009年03月11日 14時12分35秒
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「帰る家」&「Re:Re:涙溢れるヨハネ」
聖歌隊の助っ人です。
大作(?)をようやく読了しました。
>すなわち、これによって宗教音楽は「肉体を得た」のである。
バロック時代に、神の世界の宗教音楽と人の世界の世俗音楽が融合し、“Et incarnatus est”した(?)というイメージを持ちました。
>その反面で、ヨハネ受難曲では、マタイ受難曲と比べて十字架に架かってから終曲までが静かである。
過日知人と話したのですが、マタイ受難曲は十字架に磔られてからがやたらと長いのですよね。確かイエスが息を引き取るまで3時間くらい苦しまれたのではなかったかと思うのですが、マタイ受難曲ではその酷い苦しみ、即ち「受難」にフォーカスを当てているように感じます。
>(マタイ、ヨハネの両受難曲の)どちらが優れているかという議論は無意味だ。
>僕は、最終コラールで、
>全て絶望や悲しみの中にいる人達に届くような、
>希望のうたを奏でたかったのです。
>バッハもそう思って、このコラールを終曲に持ってきたのだと思っています。
双方とも同感です。映画『パッション』はたぶんヨハネによる福音書を最もそのベースにしている様に思いますが、同映画はそのコラールにあたると感じるものがラストシーンになっていると感じています。
論文の完成を楽しみにしております。
追伸:
>勿論、これからも他の団体で僕はバッハをやるだろう。でも、僕には帰る家があるのだ。
別荘も、どうかよろしくお願いします。(苦笑)-
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