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  • from: ashiyaの人 - 2さん

    2010年12月15日 01時12分11秒

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    12月の演奏会

    12月の演奏会といえば、第9、メサイア、クリオラといったところですね。
    私は第9しか知らなくて、他は聴く一方。
    何か不足している感じがいつもしているけれど、この歳になって新規に覚えることは並大抵ではない。
    メサイアを聴いて、知っているハレルヤコーラスを口パクパクで一緒に歌うのも悪くはないです。

    今年の第九は、西宮の兵庫県立芸術文化センター開館5周年記念のジルベスターコンサートです。指揮は下野竜也さん。
    下野さんは大フィルの研修生時代(朝比奈先生の見習い)から存じており、第九では3度目になります。

    下野さんは、近年、同年代の東洋の指揮者が楽譜に忠実に演奏する傾向の先陣を切って10年ほど前から実行しています。
    たとえば、終盤の”Tochter aus Elisium”を非常にゆっくりと演奏する従来のスタイルと違って、in Tempo で演奏します。
    他にも演奏上いくつかあって、オケの方と一悶着ありましたが昔話のようになりつつあります。
    フルトヴェングラーのロマンチックな解釈と違って楽譜に忠実な解釈を行うのだと、下野さんはおっしゃっていました。

    個人的には”Tochter aus Elisium”は宗教的な意味合いを感じ、倍テンポにして歌うほうが好きですし、東洋的に割り切ってしまうのはベートーヴェンも望んだのでしょうか?
    ヨーロッパの指揮者でそのような演奏する人をどなたかご存知でしょうか?
    ボンのパーヴォ・ヤルビの全曲快速第9でも、その部分はゆっくりしたと思います。



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