michael3です。
ご無沙汰致しました。

22日の南日本はドン曇、トカラ諸島はなんと雷雨。在種子島のmichael3も失望し、頼みの画像は23日朝刊に。翌朝、南日本新聞トップは喜界島皆既日食画像で飾られ、これはいける、お土産だなと思いました。他紙も参照、、、と、読売の画像を見ましたら、隣になぜか若杉弘氏の顔写真、、、訃報でありました。

合唱団の一団員でありますから、若杉氏の事は表面的にしか存じ上げておりませんが、franz先生の今日この頃も参照しつつ、極力簡潔に書かせて下さい。

若杉氏は、真に、音楽に真摯な姿勢で対峙され、妥協することなく、自らの音楽観を貫かれた方であったと思います。上記23日読売新聞中において、外山雄三氏も、若杉氏の音楽に向かう姿勢に感心する小論を書いておられます。それに関連して、指揮法を始め、音楽を構成する全ての要素を、本場から直接学ばれた訳ですね。特にカラヤンとの類似点については、franz先生の今日この頃にも書かれています。

さて、妥協のない、ほんの２つの例？
①東響コーラスのマタイ受難曲
　コーラス団員は全ての公演に真摯に向かい合い、暗譜を始め音楽
　つくりに最善を尽くす訳ですが、マタイ公演時に、若杉氏は更に
　高い要求を出され、ゆくゆくは、コーラスの方針にも影響が及ん　だ、と聞いています。
②東京オラトリオ研究会のベルディレクイエム
　この時はソリストへの要求でした。リハーサルでのソリストが、　ゲネプロで交代した事がありました。リハでは問題なく歌唱され　ていたように思いますし、急病の話もありませんでした。恐らく
　音楽観の相違の様に思われます。

さて、今ここで私が何を申しましても、残念ながら、若杉氏の生命はこの世に戻っては参りません。生前、氏が多くの方々に、指揮棒（と、ハイボール？？？）でもって語られた、音楽の真髄を引き継ぎ、次世代へと語り継ぐ事が、私たちの使命なのでしょう。

どうぞ、安らかにお眠り下さい。

大切な追伸：
ご存じないかもしれませんが、三善晃・木島始の「路標のうた」を捧げたいと思います。
天国で、無限の宇宙で、永遠に繋がる新たな出会いをなさって下さい。。。
「途方もない　出会いをー待ーつ・・・宇宙・・・うちゅう・・・うーちゅーう　とおり　みーちー・・・・・・・・・・・・・・」

今年のバイロイト音楽祭には初の試みとして
子ども向けオペラが上演されるとのことです。
作品は「さまよえるオランダ人」。
今日はその初日で、１２：３０開演です（現地時間）。
どんな舞台になるのでしょうね。
http://www.bayreuther-festspiele.de/english/programme/wagner_for_children_409.html

CafeMDRコンシェルジュ

Franzです。
今度の「今日この頃」では、
若杉氏に関する原稿を書くつもりです。
最近漏れ聞こえてくる情報から、
ある程度覚悟はしていました。
でも、「ジークフリートの冒険」の初日が開くので、
暗くなってもいられません。
内容に大きな変化はありませんが、
内面的に凝縮し、本当にヴァージョン・アップしています。
すでに観たことがある人でも、
また観て下さい。
当日行ってもチケットは買えるはずです。
では、今から用意して、
初日の為に家を出ます。

ジークフリートの冒険２００９、本日より公演始まります。
バージョンアップした公演が楽しみです。

http://www.atre.jp/kids/

新国立劇場オペラ芸術監督若杉弘先生の訃報に接し謹んで哀悼の意を表します。

言葉では語りつくせない多くの素晴らしい功績を残されました。
また演奏会では先生の指揮のもとで歌わせていただきました。
練習でのシーンが昨日の出来事のように思い出されます。
本当にありがとうございました。

CafeMDRコンシェルジュ

Tenor1966です。

＞愛の反対は憎しみではない。憎しみは、愛の一つの形なのだ。

＞愛の反対とは、二人の人間の間に何の力も働かないこと。すなわち無関心なのだ。

多感な高校時代に、これらのことと同じ様なことを考えたことが
あります。（失恋した時です(苦笑)）

「好かれることの反対は嫌われることではなく、関心を持たれない
　ことだ。好きも嫌いもその人に関心があるという意味での絶対値は
　あるが、関心を持たれないということはゼロなのだから」

数学で「絶対値」というのを習ったのは中学校だったでしょうか。
原点であるゼロから離れていると言う意味での絶対値は、
正数でも負数でも同じ値である、ということだったと思います。

＞このような無私の愛はアガペーと呼ばれ、人間を究極的な幸福感を導くのだ。（中略）人に与えて感じる幸福感は、自分さえ与え続けていれば常に変わらないからである。

＞アガペーにどのくらい目覚めているかについては、個人の先天的な素質にもよるが、僕は家庭での教育の力も決して無視出来ないと思っている。

過日、イギリス人宣教師のマケリゴットという方のセミナーをTV
番組で見たとき、次のような話をされたのを思い出しました。

マケリゴット氏は、妻の方に感謝の気持ちを表すしるしとして、
年に２回くらい、特別な日ではないときに赤いバラを１本贈り、
妻の方はそれを大切に飾っておられたそうです。

それを見ていた同氏の子供が、ある日母親に自分で赤いバラを１本
贈るようになったのだそうで、子供は贈る時には満面の笑みを顔に
浮かべたそうです。

氏が言われるには、その笑みが「与える愛の喜び」であり、夫が妻に
感謝することによって、子供に家庭でそれを伝えることができるとの
ことでした。

＞人間にはすでに愛のサンプルが提示されている。

神様が人間に与えた完璧な愛のサンプルとして、他に私が思います
のは「音楽（演奏）」です。

演奏者にとって気持ちの良いことが、そのまま聴衆を歓ばすことに
なります。その際に、双方とも同じなのではなくて、片方が演奏して
気持ちが良いならば、もう片方は演奏されて（鑑賞して）気持ちが
良い。

これもまた、人間の究極の幸福感であるように思います。違っている
者同士が違っているままで互いを歓ばせ合うことができますので。
（作曲者や編曲者の方々はどうなのでしょう？）

…アブナイ方向に進む前に筆を止めます。（笑）

michael3です。

17日に種子島へ旅立ちます。宇宙と人間は如何なる物語・芸術を語るのでしょうか？

中国西域に始まり、小笠原はるか沖合いで幕を閉じる皆既日食ですが、日中を多くの人が行きかい、また、世界中の人々もアジアを目指します。

ところで、なぜ、谷村新司か？？？
彼は今北京の大学で教鞭をとっているというのです。先日、ある夕刊紙で谷村新司の最近の人となりを知り、ある面感心してしまったのです。以下、谷村新司の話の要諦です。

人間の基本は音だというのです。
孔子・孟子・老子、、、彼らの子という文字は何か？

なるほど〜　　

と、思われた方がありましたら、心の中に鐘が鳴ったわけです。

もう一度、、、鳴るほど〜

更にこれらの事を書いて表せば、多くの人が同時に、、、なるほど。

書いて表すとは、孔子・孟子・老子、、、の世界では、譜（面）に落ちるということですね。（ふにおちる）

まとまりませんが、古来、音の世界は最も重要な表現方法として重んじられてきたわけですね。

こんなことを考えながら、西方を見上げて、古の中国・日本をも想いながら、コロナの美しさを感じてみたいなあと思います。

梅雨明け35℃、水浴びしながら観るとしましょう。。。

CafeMDR　演奏会・講演会のお知らせに
未来に生きる子どもたちに贈る-地球オペラ－
NOAH「ノアの方舟」をアナウンスしています。
ぜひご覧になってください。
http://mdr-project.hp.infoseek.co.jp/index.html

Franzです。
今日は朝から東京バロック・スコラーズの練習。
トスカの本番の最中に、
平行してやっているジークフリートの冒険の練習に、
行ったり来たり・・・・。
一日よく働きました。
今、更新原稿を書き始めましたが、
何故か眠くて仕方ありません。
明日はまた午前中からジークフリートの冒険の練習。
なので、更新は夜になります。
ふわああああああああ〜。眠い・・・・。
おやすみなさい。

michael3です。

明日は七夕、そして、皆既日食ほぼ２週間前。

年初に、franz先生より「余命」読書のお勧めがあり、読んでみますと、様々に感じる内容が盛られておりました。

今度は、昨日の日経小説「甘苦上海」です。たまたま読んだのですが、昨日から、章題目は「猫と日食」になっていました。興味を惹かれたのでちゃんと読みました。

　　　　　　　　　　　　引用
上海はいま、二週間後に迫った四百年ぶりの皆既日食が何かと話題になっている。新聞によると、上海で皆既日食が見られるのは前回は1575年で次は2309年だとか。テレビやネットで生中継するらしい。シャングリラホテルは欠けていく太陽を見るためのスペシャルルームを設定したという。すでに満室だろう。
　　　　　　　　　　　引用終わり
「余命」でも奄美大島の皆既日食がエンディングを飾りますが、このお話ではいかになるでしょうか？
22日まで、この章が続き、22日朝刊で、人々が酔いしれるのでしょうか？話の全体がわかっていませんから、もっと、予期できないような筋書きを期待したいですね。

さてさて、
ホルストの惑星もあるわけですし、宇宙の神秘を、曲にしても宜しいのではないでしょうか？

どなたか如何でしょうか？

ところで、皆既日食未体験の私は、身障者の身で無謀にも、単身、種子島に赴きます（17－24日）。宇宙と地上、大海原の作り出す音と映像に戯れて参ります。

Bye.