DY：さて、でもあの･･･ね、曲作り、先ほどのね、『想い出の降る朝』、え〜、聴いたんですけど、やっぱりあの、想い出のいっぱいの朝ね、あの、夢から起きて、そういう振り返りの曲だと僕は捉えたんですけど、でも松ヶ下さんにするとやっぱり曲作りはどこからスタートするんでしょうかね？
まつ：う〜ん、曲作りもですねぇ、ま、上手く説明する、できるかどうか分かんないんけど、まず最初にあるのはイメージなんですね。こういうストーリーとかこういう風景っていうものがあって、で、それを音楽にしていくわけなんですけど、ま、言うなれば、その曲を作ることに関しては、まぁ、得意、得意っていうか、もう慣れちゃってるので(笑)どういう仕組みなのかわかんないんですけど、イメージがまずないとダメなんです。で、（イメージが）あれば、それを音にすればいいだけなんですね。
で、例えば、あの、画家さんとかもそうだと思うんですよ。あの、絵を描くのはテクニックなんですけど、何を描きたいかが無いと絵が描けない。それと同じで、あの、こういう情景をこういう･･･、う〜ん、カタチで出したいんだっていうものが出来た時点でもう８割がた曲っていうのは完成しているんですね。
DY：はぁ〜、はぁ、はぁ、はぁ〜。なんか･･･僕･･･とかね、ほんとにまったく才能がないので（松ヶ下笑）、そういうのに対して。
まつ：そういうことは良し、なんですよ(笑)。
DY：だから、どこから始めたらいいのかがわかんないし、とりあえず楽器を取り上げてさぁ、じゃあコードをガンガンやってもなんか、つまらないし、どうしたらいいのかなぁ？という感じなんですよね、いつも。
まつ：でも、例えばDJさんとかだったら、しゃべりたいことが在りき、でしゃべるわけじゃないですか。
DY：まぁ、そうですね。
まつ：でも、あの、しゃべりたいことないとしゃべれなかったりしません？そういうことだと思うんですよ。
DY：あ、ありがとうございます（松ヶ下笑）。もう、分かりやすい、ほんとに。
まつ：うん。
DY：ええ。でもあの、あの、『想い出の降る朝』、朝っていうと、松ヶ下さん。
まつ：はい。
DY：朝型人間ですか？
まつ：割と朝型に変わりつつありますけど、う･･･ん、どっちかというと夜更かしはあんまり得意ではないですね(笑)。
DY：あ、そうなんだ！
まつ：ええ。
DY：なんか、普通ミュージ、ミュージシャンってなんか、夜明けに家（に）帰って･･･
まつ：えぇ、えぇ。
DY：寝るってイメージなんですけど。
まつ：そうなんですよ。大体ライブ終わって飲み始めると、まぁ深くはなるんですよ。まぁ、12時超えたりとかするんですけど、大体一番最初に帰るのは僕ですね。
DY：あぁ、そうなんだ！
まつ：もう、2時超えたぐらいで眠くてしょうがなくて(笑) ･･･
DY：え？起きるのは何時ごろなんですか？
まつ：まあ、朝方っていっても9時とかですけど(笑)。
DY：なんか、すごい健康的な生活(笑)ですよね？
まつ：だから、ミュージシャンとしては健康的ですね。
DY：ですよね。
まつ：だから、朝９時とか10時とかに友達に電話するとすごいイヤな顔されますよね(笑)。
DY：だから、偉いのがやっぱりそういう曲･･･で、例えば、これまぁ、あの･･･ね、体験だと思うんですけど、先ほどのあの『想い出の降る朝』なんですけど、夢を見ながら起きて、それを作詞にするっていうのはすごいね。
まつ：あぁ〜。
DY：出来ないよ。朝はもうほんと弱いので、局（に）来るときとかねぇ、朝ね、あの、７時ちょい過ぎに来るんですけど、とりあえずスタッフに「オレに話しかけないで、もう黙ってて」ていう感じなんですけどね。
まつ：７時は眠いですよ（２人笑）。それは僕も無理です。僕のいう「朝」は10時とか11時なんで(笑)、もっとゆるいんですよ。