私の従事した通信業界では昔から無線電波か陸海のケーブルによる線路かが追いつ抜かれつしつつ発展してきました。電話通信の多重化で数千回線の多重化できる陸海の線路に対し、無線も多重化に取り組み、大陸間を結ぶ海底ケーブルも衛星通信が打って出て、光ケーブルが出ると勝負ありと見えたものが、ここのところの携帯、スマートフォン、iPadの普及・通信の高速化で混とんとしています。

　一昔前は公衆電話の設置場所を探すため、営業は苦労していました。
　少しでも収入のある場所、設置許可の取れる場所を探していました。
　私は、収入よりも収益がペイするかが大切だと社内では言ってきましたが、当時は歯牙にもかけられませんでした。
　今は公衆電話は忘れられようとしています。
　携帯に比べ安くかけられても、公衆電話が目の前にあっても、通話品質は携帯に比べ良いにもかかわらず、聞きにくい携帯に軍配が上がっているようです。

　話は変わって、宅配便も陸路か空輸かで面白い展開になりそうです。
　宅配便に対して、ドローンによる宅空便が普及しそうです。
　私のここ千葉県でも特区として認定され、ドローン便の実用化実験が始まっています。

　GPSの普及と更には宅空便契約をすることで正確な位置情報を知らせる端末が各家庭に設置されるようになれば、確実・安全な配送が可能になります。
　地上のほうは車の自動運転機能を利用して、コンビニ・スーパーからの自動宅配サービスが実験段階にあります。

　ここでも地上か空かの新たな戦いが始まるように思います。
　お互い切磋琢磨して便利な生活が実現出来るようにしてほしいと思います。

　電気通信と同様に、互いが切磋琢磨しての発展を望みます。