人間の体は骨から皮膚に至るまで、3年ほどですっかり入れ替わると聞かされています。
　健康関連の本にもそのようなことが書かれていました。

　子供のころ、墨や油性ペン、インクで汚れた手が風呂に入っても落ちなかったものが、翌朝すっかりなくなっていることによく気づきました。
　子供のころの新陳代謝は年寄りに比べとても早かったものと思います。

　年をとっても新陳代謝は起こっています。70を過ぎても若々しい人などを見ていると確かにそうなんだろうと思います。
　よくガンが消えたという話を聞きますが、原因は明確にされていませんが新陳代謝ががん細胞を追い出したものと思います。

　脳も青年を過ぎれば増殖しないといわれていましたが、今、いくら年をとっても脳は成長するといわれています。

　病気も頭脳も、まだまだこれからに期待できます。

　そして、新陳代謝を繰り返した体には、死は新陳代謝を繰り返した最後の肉体だけで、残るのはそれまでの経験と経歴だとの思いがあります。

　諸行無常の肉体を脱して自分の歴史を持って閻魔様に会いに行く覚悟が必要と考えています。