先の昭和から平成への時と違い、平成の天皇への感謝と令和の天皇への祝賀が
重なる改元になりました。

　先の平成への改元の時は昭和天皇への服喪で国内は沈鬱な様相を呈し、突然の
改元でいろいろな混乱もありました。昭和から平成への書き換えで事務もシステム
もおおわらわの対応が相次ぎました。

　令和では天皇の引継ぎも世の中も混乱なくスムーズで平穏裏に移行できたことは
今後の天皇の前例になると思います。

　思えば、平成は昭和の歴史の清算と次の世に向けての雌伏の時代だったのではと
思います。
　戦争に明け暮れ、終戦でごわさんになった国土を回復させたものの高度成長に
続く過熱化でバブルを生みだし、平成はその後始末に追われてやっと平常に立ち
直り、これから発展しようとする時代でした。

　令和の時代は平成での雌伏の時代をばねとした躍進の時代となることが期待
されます。