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  • from: 一久さん

    2006年02月18日 21時21分44秒

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    IT革命とはなにか

    【IT革命とはなにか】

     19世紀産業革命の定義として唯一たしかなものは、それが生活物資の飛躍的な量的増大であったということである。同じように、今現在進行中のIT革命の定義として唯一たしかなものは、それが飛躍的な情報量の(その記憶量と通信量の)増大であるということである。双方向性がどうとかいう話は、末子枝葉のことにすぎない。
     
     IT革命によって、情報量が増大する。そのことの意味を、はたしてマスコミもIT起業も、十分に理解しているであろうか。政治家や官僚が理解していないのは止むを得ないことだとしても。

     情報量が増大するということは、それまで情報網から弾き出されていた情報が、その存在する場所を与えられるということである。これまでの情報網においては、伝達容量の限界から、情報網に載せることのできるものとできないものを峻別しなければならなかった。そのような足枷がなくなったということを、これは意味するのである。

    【具体例】

     「小学校からやりなおせ」という言葉は、いままでは単なる罵倒語でしかなかった。しかし、ハードディスクの容量が100ギガバイトに達する今日、ノートパソコンの中に全教科・全学年の教科書を記憶させておくことは容易である。ゆえに、IT革命の後は、この言葉は中高生を罵倒する言葉ではなくなり、実際に小学校のテキストを呼び出して勉強しなおすことを可能にする。小中高校での教育において「一人一代のパソコン」導入が望ましい理由は、ここにある。

     もうひとつ、教育関係で例をだそう。

     参考書や問題集を作る者にとって、最大の課題は、どれぐらいの解答・解説を添付するかということである。詳しくすればするほど、分かり易い本にすることができるが、すべての問題についてそれをすれば膨大なページ数になってしまう。問題数を削るか、解説を省略するかで、常に葛藤せざるを得ない。

    ところが、DVDの大記憶容量やネット接続による無限大と言ってもいい記憶容量が使えれば、この問題は解消される。書物一冊の容量は、普通、1MB以下である。1GBあれば1000冊の書物に匹敵する解説を載せることができる。1000問の問題それぞれに対して、書物一冊分の解説を施すことができるのである。HDにプリインストールする場合や、ネット接続の場合は、さらにすごいことになる。

     教育以外でも、同様のことができるようになる。要は、いままで片隅に押しやられていた情報は、少ない情報しか載せる場所を与えられていなかったが、革命後の世界では、片隅に「情報の大陸」があっても構わない、ということなのである。

    アイドル情報でいえば、ネット社会においても芸能プロやTV番組のHPでの紹介には、有名アイドルがデカデカと載る。この点までは今までと変わらない。だが、片隅の新人アイドルに与えられた紹介欄の大きさが違ってくる。IT革命後においては、どんなに小さな名前しかトップページに載っていないアイドルであっても、そこをクリックしさえすれば、その新人についての膨大な情報が表示されるのである。その新人アイドルの身内や後援会のHPと繋げ、さらに大きな情報源を提供することもできる。

     「片隅のもの」に膨大な紹介欄を与えることができる。それがIT革命である。ところがネット上の通信販売HPなどを見ていると、旧来のチラシ広告の旧癖から抜け出せていないものがほとんどではないか。売れない商品は、相変わらず、片隅に載るくらいの情報しか表示されない状況におかれている。「チラシの癖」が染みついているのである。



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