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from: 一久さん
2007年11月21日 21時37分03秒
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北朝鮮に学ぶべきもの 2
【日本の場合】
日本の場合は、北朝鮮とは逆で、生産余力が有り余っている。
この状態で高額紙幣をばら蒔いても、じつはインフレにはならない。
生産力が追いつくならば、インフレにはならない。
ただし、土地や高級ブランド品のような、増産に限りのあるものに
ついては、この限りではない。
奢侈品はともかくとして、土地の値上がりには注意が必要である。
地価が上がれば、不良債権も減る、という面もあるにはあるが、
地本主義といわれる古い経済体質には別れを告げるべき時期に
きている。
「物を作って儲けるのが資本主義で、土地の値上がりをアテにする
なんてのは、何主義でも無い」 (司馬遼太郎 「土地と日本人」)
いいかげん、こんな旧体質から脱却しなければならない。
日本の異常な土地信仰の根源は、住居に対する不安である。
あのバブルの時代、日本中の借家人が将来の住環境に不安を持って
いた。
その不安が、地価の上昇を加速せしめたのである。
ということは、逆に、もし、借家人が安心のできる住環境を実現できる
のであれば、異常な地価の高騰はない、ということになる。
つまり、例えば社会主義国のような国営アパートに全希望者が入居
でき、低額の家賃で良好な住環境を手に入れることができるならば、
土地問題も同時に解決するのである。
百平米 月額三万円。 一坪以上の風呂、半坪以上のトイレ。
駅まで徒歩五分以内を含んで、都市中心部まで一時間以内。
とりあえず、この条件を満たすものを建てればよい。
土地は無くならないのだから、国家が購入する場合には、資産として
記録される。つまり、返金せんでも問題ないのだ。
建築費だけならば、上の条件を満たすことは難しくない。-
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