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from: 一久さん
2007年12月23日 07時13分54秒
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プランクトン 対話編
対話編 そのⅠ
ソックリカエル: ねぇ、プランクトン君。君は自分の意見を絶対正しいものだと
思うかい? それとも、もしかすると自分が間違っているかも
しれないと自省する心をもち続けているのかい?
プランクトン : そんなことは聞くまでもなかろう。もちろん、常に自分の見解
をより良いものにするためにも、自省をおこたってはいないさ。
ソックリカエル: では、君は自分の支持する政策が議会で否決された場合、がっ
かりするかね? それとも、ほっ、と安堵するだろうか?
プランクトン : なんてことを聞くんだい、ソックリカエル!
世の中に、自分の意見が否定されて安堵する人間なんて存在す
ると思うのかい? いったい、どうかしちまったんじゃないの
かい?
ソックリカエル: しかし、君はさっき、自分の意見を常に自省していると言った
じゃないか。ちがうかね?
プランクトン : いかにもそう言った。それがどうかしたかい?
ソックリカエル: ということは、君が支持する政策についても、それが間違って
いるかもしれないと思っているということだろう?
プランクトン : そういうことになるね。
ソックリカエル: では、その間違っているかもしれない政策が、幸いにして否決
されたならば、ほっと胸をなでおろす幸運を甘受してよいので
はないのかね? なぜならば、君は否決されることによって、
国家に誤った政策を採らせることになるかもしれないという罪
から免れえたのだから。
プランクトン : ちょっと待ってくれ、ソックリカエ! それは程度の問題だよ。
確かに僕は常に自省する心を放棄することはない。それこそが
知性というものだからだ。しかし、それをしてなお、真実と思
えるものを支持するんだ。
間違っているかもしれないという思いと、その政策を支持する
という思いは、決して五分五分じゃない。支持することが真理
だと思う心のほうが圧倒的に多いときにこそ支持を表明するの
だ。だからこそ、それが否決されれば悲憤するんだ。
ソックリカエル: なるほど。紳士・プランクトン君に乾杯!
しかし、では.....
おっと、時間だ。風呂にはいらなきゃ。
続きは次回に。-
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