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from: 一久さん
2008年01月24日 22時03分32秒
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エセ科学について
エセ科学が跋扈すると困る点は、科学的な考察を阻害
する危険がある、ということです。
科学でないのに科学を名乗るものが存在することによって、
科学的な考察をする能力が萎えたり、科学でないものを科
学であるかのように錯覚してしまう懸念がある。
「そんなことありえない」というツッコミは、もしかした
ら本当にあり得るのではないか、だとしたら何故に、とい
う科学的な探究心を殺しかねない。
ツッコミながらも、「もしかしたら」と考える姿勢を忘れ
ないのであれば問題はないのですが、なかなかそうはいかぬ。
サミュエルソンは、ケインズ理論を最初の読んだとき、
「そんなアホな」 と思ったそうです。
そして、ケインズのムチャクチャな理論とやらをボコボコに
論破してやろうとした。
けれども、そうしようとして研究すればするほど、逆にケイ
ンズ理論の正しさを照明することになってしまった。
サミュエルソンの研究が無ければ、ケインズは理解されな
かったとさえ言われているそうです。
みながみな、サミュエルソンのごとき科学と理性をもっていれ
ば問題ないのですが。。。。
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逆に、人々が科学と理性をもっていなかった例:
「超音速飛行は不可能だ」
超音速飛行は不可能だ、と実際にマッハ飛行ができるようになる
まで言われ続けていました。
超音速ほどの速さで空気中を飛べば、空気との摩擦熱で機体が
融けてしまうから、だそうな。
「エセ科学的ツッコミ」ですが、大新聞社でさえも、このような
ものを信じていた。
もしも、科学する心が少しでもあれば、超音速時の空気摩擦による
熱エネルギーはいくらで、ジュラルミンの融点はいくら、だから
危険だ、とか可能だとか、判定したはずです。
が、誰もそうはしなかった。エセ科学に取りつかれていたのです。
超音速飛行をなし遂げたチームは、そんな理屈をしらなかったとか。
第二次世界大戦時に、畑からいきなり飛行機に載せられた連中が、
戦後、チャレンジしたからだとさ。
チャック・イェーガーが音速を突破した日、ニューヨークタイムズ
は謝罪記事を載せたそうです。-
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