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from: 一久さん
2008年07月28日 22時17分55秒
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小選挙区制への誤解 2
小選挙区制度の誤解
小選挙区制度についての批判には、一見もっとものように見えて、実は
相当に疑問に思えるものがある。 それらについていくつか述べてみる。
以前に述べた「死票」の問題については、ここでは割愛する。 要点だけ
を述べれば、何かを選択するということは、何かを捨てるということである
のだから、死票が出るのは悪いことではない、ということだ。
むしろ、死票が全くでないという選択方法は、政治の死を意味する危険が
ある。 選択をしない、ということを意味するからである。 その先にあるのは、
無政府状態か独裁である。
では本題に入ろう。
まず、小選挙区は市議会船選挙の選挙区よりも小さい場合がある、という
ような批判「?」があることについて。
なるほど、そのような場合もある。
しかし、少し冷静になって考えてみたまえ。 一小選挙区の国民の数は、ど
れぐらいであるのかということを。
我が東大阪市(塩爺の選挙区だ)は、ちょうど市域と小選挙区とが同じである。
そして、その人口は約50万人である。
これを小さいと言えるのだろうか? 一票の格差というものがあるから、もう
少し人口の少ない選挙区もあるだろう。 しかしそれでも二倍以上ではない
のだから、少なく見積もっても、一選挙区には25万人の国民がいることにな
る。
選挙区が小さいと利益誘導型の選挙になりやすい、ということであるが、さて、
25万人もの国民を利でつり上げられることができるのか?
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一方で、そもそも選挙区が小さくてはいけないなんて、本当のことなのだろうか?
私には、その逆のように思えるのだ。
選挙区が小さければ小さいほど、マトモな人間が選ばれる可能性が高く、選
挙区が大きければ大きいほど、劣悪な人間や人気だけの輩が選ばれること
になるのだ、と思えてならない。
小学校の学級委員長には、いかにもというべき生徒がなるが、中学校や高校
の生徒会長には、なんでこんな奴が、と言いたくなるような生徒が選ばれるこ
とが「まま」ある。
さらに、大人のやっている選挙においては、醜悪な人間でなければ政治家に
なれないのではないか、と思ってしまうような当落結果が普通である。
選挙区が大きくなるほど、その人間の人物・識見ではなく、世間に対する影響
力がモノを言っているのだ、ということがよくわかるだろう。
小さな選挙区のほうが、有権者が政治家の人格を知る機会が多い。 ゆえに、
そのほうが人間としてマシな者を政界に送り込める可能性が高い。
「李斯のネズミ」の話のように、中の上以上の頭脳を持った人間であれば、
だれでも首相ぐらいは勤まるものである。
つまり、小選挙区からは小粒な人材しか生まれない、などというのも、全く非
論理的な妄想にすぎない。 そういえば、イギリスのサッチャー元首相の選挙
区も、ずいぶん小さいものだそうだ。-
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