【不祥事に備えて企業がすべきこと】

　産経新聞のコラムに、面白いことが書いてあった。「普段、企業を取材するのは経済部の記者であるが、不祥事が発覚したとき取材攻勢をかけて来るのは社会部の記者だ」というのだ。

　なるほど、それならば、企業としては普段のおつき合いに、社会部記者を加えておくべきだろう。御中元・お歳暮、入学祝い等々、彼らにワイロ、もとい好意を示しておくことは、会社の利益になる。

　問題が起こったとき、自社を弁護してくれない馴染みの経済記者よりも、容赦なく責めたててくる社会部記者をこそ、まず懐柔しておくべきなのだ。