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from: 一久さん
2008年10月26日 20時16分48秒
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TVの討論番組について思う
【TVの政治激論番組について】
TVの政治討論番組、なかんずく民放各局のそれは、そこに登場する政治家や評論家や学者を揶揄し、視聴者大衆が彼らの属する集団そのものを馬鹿にするように仕向けるものになっているように思える。
あの番組達を見て、政治家や学者や評論家への尊敬の念を増やす視聴者は多くはあるまい。与党も野党も右翼も左翼もみな馬鹿だ、と蔑む者は増えるであろうけれども。
大きな声を出して、感情的な”議論”をさせれば、TV的には絵になる「絵力がある」のだろうけれども、それは「討論の質の高さ」とは無関係であるばかりか、そのような討論の内容は質の低いものであろうという先入観をさえ見るものに抱かせる。
そして、視聴者は最終的にはそのような番組を創り出しているTVやマスコミそれ自体をも蔑み、相手にしなくなる。全能の神のごとく番組を仕切っている司会者諸氏もまた、その番組で怒鳴り散らしているセンセイ方と同様に、視聴者から馬鹿にされているのである。
ではどういう番組を作ればよいのだろうか。見るものに尊厳を感じさせようと思えば、その番組で語る者が個人の責任で自説を余すことなく語ることができねばならない。下品な合いの手やヤジのような”反論”を入り込ませてはならない。そのうえで、NHKの主張番組のような、「ためになる話だけど、面白くない」ものにしない為には、やはり視聴率を気にしなければならない。
このふたつのことからいえる結論は、複数の論客に、均一で独占放送タイムを与え、それに対する評価は、その時間帯の視聴率で決めるという方法がベストだということだ。三カ月ほどやらせてみて、最下位の論客は降板させられる。一人持ち時間15分で、四人というところでどうだろうか。
かつて、このような「番組」をやっていた人間を、一人だけ知っている。竹村健一氏である。いまだ「なんでも反対党」が権威を持ち、ジャーナリズムはなんでもかんでも政府を批判すべきものだという風潮が残っていた時代に、それは違う、とハッキリ言ったのが竹村氏であった。また、NHKで偉い先生方がウヤムニャ言ってたって、国民は誰も聞きもしないじゃないか、と主張し、政治問題をエンターティメント風に報じる手法を作ったのも彼である。
その竹村式から始まって、現在の「激論番組」に至ったのであるが、あまりにも見せ物的要素が増えすぎて、全体の権威を失墜させるものになってしまった。ここらで初心に帰るべきであろう。-
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