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from: 一久さん
2008年10月30日 06時44分51秒
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高校 学区制廃止の好影響について
学区制廃止の好影響について
学区制を廃止することによって、地方の公立高校からの東大合格率が上がっているのだそうな。その原因を、優秀な生徒が一部の進学校へ集中するようになったからだとする意見がテレビなどではよくなされるが、私の見解は少し違う。
地方の公立校が健闘している理由は、優秀な生徒が集中しだしたからではなく、もともと学区内で一二を争うような優秀な高校の教育技術や指導意欲が向上したからであろう。教職員の質と士気とが高まり、教師も生徒も共に努力した結果である。
なぜ、士気が高まったか、なぜ、これまではそうではなかったのか。
学区制が存在した時代には、地域一番の高校は、「お山の大勝」でいられた。せいぜい、二位の高校との勝負だけを考えていればよかった。これでは、教育技術の進歩など起こり得ない。
しかし、学区制がなくなると、「元・地域一番高」は、近隣の「地域一番高」との競争を強いられることになる。これに打ち勝つ為には、これまでの教授法では勝ち抜けない。チャンピオン大会に勝つには、いままで以上の努力が必要なのだ。
よくテレビ人たちのいう「一部の進学校に優秀な生徒が集中する」という現象にしても、生徒達はなんの理由もなしに”一部進学校”に集中したりはしない。当然のことながら、自分をより高みに導いてくれる高校を選ぶのである。すなわち、教授法や進路指導の改良改善を常に模索する学校、優秀な教師のいる学校を目指すのである。
ならば、学校側がするべきことは、教職員の質を高め、授業の質的向上を目指すことしかあるまい。その結果として、東大合格者が急増したのである。
学区制廃止は、公立高校の教師の質を高めたのである。-
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