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from: 一久さん
2009年04月28日 07時09分18秒
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現代日本の無縁地獄
自殺が多いのは
不景気が原因ではなくて、「 無縁化 」が原因だと思う。
無縁、とはなにか。
「縁」がない、連体がないということだ。
昔、いい学校を出て、いい会社に入ることは最高の「縁」を得る
手段であった。しかし、今やそれさえも危ういものになっている。
それに変わる「縁」を日本の社会は生み出せていない。
人と人が交わる方法を示しえていないのである。
小室直樹いうところの、「アノミー」(無連体)である。
「縁」がないとどうなるか。
一旦失職すれば、容易に再就職できなくなる。
男女の婚姻率も下がる。
どんな凶暴な行為も平気で行なえるようになる。
「縁」なきものに対しては、なにをする義理もないし、何をしでかす
自由もあるのだから。
中年自殺と、少年犯罪と、若者の非婚化とは、「縁」なき状態すな
わち無連体を共通の身体とする三面の顔なのである。
江戸の昔、火消しの頭や、博徒の親分が尊敬されたのは、「縁」を
作ってやる機能を持っていたからだ。
時代劇をみればわかるように、火消しの頭は、気の毒な人々の身元
引受人になることが多い。ここを出発点に、無宿人も更正することに
なる。
そのような機能は、日本の職業安定所にはない。もちろん、学校に
もないし、職場にもない。
「縁」を、「連体」を築く機能がまったくないのである。
かくて、「縁」を失った中年は自殺し、若者はシングル・パラサイトと
なり、老人は孤独死し、少年は幼児を殺す。
古人いわく、 「 縁なき衆は度し難き 」-
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