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from: 一久さん
2009年05月21日 06時59分13秒
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郵政民営化 民営化とはなにか
【民営化ということ】
そもそも、民営化というものは「見えざる神の手」を働かせるということ
であり、それはつまり、いま不満や不都合があるならば、それをネタに稼ぐ
商売が現れ、儲けることができるということである。
郵政民営化でいえば、過疎地域への配達が赤字であり、民営化後は郵便や
郵便貯金業務などに差し障りがあることが懸念されるとかいうことをマスコミ
は言っているようだが、それを逆手にとって商売を拡大し、もって顧客の
生活をも利便たらしむることこそが、民営化ということである。
過疎の地域といえども、その住民はカスミを喰って生きている訳ではない。
そこには必ず暮らしがあり、消費生活が存在する。ならば郵便配達のためだけ
にその地域を訪問することは、なんともったいないことであろうか。
住民がいままで過疎地域ゆえに享受することのできなかったサービスや文物
を配達し、生活の向上を計ることができるはずである。
金融関係のサービスもまた、配達員が現地に出向くことの利を生かして提供
できるはずである。
また、顧客の重要度によって料金を弾力的に運営することも、民間企業において
は常識であろう。身近な例では「マイルが溜まる」「ポイントカード」などが
その例である。
先日、郵便小包を使って特産品を通信販売していたオバさんが、民営化に伴う
値上げのため、他の宅配業者に切り替えざるを得なかった、とかいう話をTV
でやっていたが、これなど、民間業者では考えられぬことだ。散発的に利用する
個人客の利用料金と、常習的に利用するオバさんとの料金が同じでよい訳がない。
より多く儲けさせてくれるオバさんには、当然、サービス料金を適用すべきだろう。
そのためには、顧客がどういう人か、一見の客か、セミプロなのか、儲けさせて
くれる客なのか、単なるクレーマーなのか、をよく見極めねばならない。顧客管理
こそが、商売にとって最も肝要なことであるのだから。
官営の業務と、民間の業務の最大の違いは、顧客管理という発想にこそある。
官営の業務にとって、客はすべて無機質な「利用者」でしかない。そのように扱う
ことが、公正な業務であるとされるからである。
民間の業務にとって、客の個別管理は生命線である。相手のことをよく知り、その
希望を叶えることのできた企業こそが、勝者となるのであるから。-
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