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  • from: 一久さん

    2010年05月19日 21時54分32秒

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    軍人の地位


    【多くの場合、軍人は低い地位にある】

     古今東西、武力によって統一されなかった国はないはず
    なのに、多くの場合、誕生した国家において軍人は低い地
    位に甘んじている。

    日本において武士が支配的地位を確立したのは、北条政子
    のときであるし、日本と西欧以外の国においては、それさ
    えも出来なかった。(いわゆる、封建制度を確立できたの
    はこの二地域だけだった、というヤツだ)

    統一の立役者であるはずの軍人が、なぜ低位に甘んじてい
    るのか。それも世界的かつ普遍的にそのような状況が生
    まれるのか。

    それは、近代以前の戦争とは、結局は宗教のもつ力の争
    いであるからだと考えられる。

    宗教の力、といっても、教義内容などではなくて、呪術
    としての魔力・霊力・神通力、などのことである。

    田村麻呂や義家が「天皇の呪力」によって地元東北の霊
    の力を打破して以降、東北の人々にとって天皇の力は逆
    らいようのない魔力となった。

    藤原三代は天皇から大将軍の名とともにこの呪力を引き
    継いだことで支配を確固たるものとし、頼朝はその権利
    を剥奪して己のものとし、奥州藤原氏を瓦解せしめた。

    頼朝の死後、ようやく、「天皇の呪力」を十万の兵馬で
    蹂躙する覚悟を武士達は持つことが出来た。

    しかしそれも、北条政子という女性の一喝がなければ不
    可能であり、その直前まで武士達は朝廷の神秘力を恐れ
    て萎縮していたのである。

    呪術による支配が終わり、武力による支配の時代となっ
    てはじめて、近代への道は開かれた。

    それは、宗教と政治の分離のはじまりを意味する。

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