「Re:Re:ベースボールにはないのに、野球にはあるルール」
>ま球やんさん、

井上公裕君をご存知でしたか。
彼とは、シーズンオフの時に時々一緒に審判をさせてもらっています。色々と勉強になります。

彼、息子が進学した百合丘高校（神奈川県立）の１級下の学年で、関東大会の経験者です。頑張りやさんで、息子より下ですが、尊敬しています。
公祐君のホームページです（今は掲示板のみ開設）
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/7232/

＞ま球やんさん、チェイサーさん

「野球」規則の解釈は、「ベースボール」規則の解釈と違うのは何故なんだろうといつも思います。
その違いは、野球スタイルの違いでもあるのではないか、と最近思うようになってきました。

ベースボールは、とにかく打者はボールを遠くに飛ばして、走者を本塁に帰すこと、投手はとにかくストライクを取って、打者に打たせないこと（Ｋ）を基本としていますよね。だから豪快で、迫力のあるゲームが多いと思います。ルールも、細かいことは言わない。ルールブック通りに解釈すればいい。ということです。

「野球」は、いかに走者を本塁まで進ませるか、その為の作戦を重視、投手も三振より打たせて取ることが最大の賞賛。もちろん速球で三振を取ることは快感であることには変わりありませんが・・・
したがって、走者を進めるためのバント、進塁打、犠打などは安打より賞賛されてしまいます。
規則の解釈も、「どちらか一方が不利になる場合は、通常の規則を一歩はみ出ても、不利なほうにより不利に」という解釈になっています。（規則の「注」）
豪快で、多少打席から足がでてもいいじゃないか。それより打ってプレーしての結果を重視しよう、というベースボールは私も好きです。

でも、勘違いはしないで下さい。
その分、ベースボールは規則には忠実で、厳しいですから。
典型がボークの裁定。
日本のプロ野球の投手でボークを犯していない投手はほとんどいないというのが私の考えですが、メジャーの投手はキチンとしています。事例を挙げると、ジャイアンツの桑田のセット、あれは完全にボークです。日本では大目に見ていますが、メジャーでは一発で取られます。（桑田の場合、ストレッチから静止したときに、顔以外を動かす・・グローブの中での持ち替え・・一塁牽制時に足を踏み出さない・・ピボットターンになっている・・など）

こんなところは、日本もキチンとしたいものです。