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  • from: MARIOさん

    2011/05/08 21:14:07

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    勝手にコピペ

    連休最終日暇なのでレンタル50円でDVDを借りてきました.
    P国の田舎風景が懐かしい超B級映画 楽しく拝見させていただきました。

    「ブルドッグ」
    原題:ABOVE THE WAR
    製作:1992年

    ●さて、今月は日本っぽい作品を中心に紹介してきましたが、そのラストとなる今回は和製ドラゴン・倉田保昭の主演作をお送りします。
    この作品は、80年代から脈々と作られ続けてきたB級コマンドアクションものの1本で、倉田さんを筆頭にフィリピンのB級スターが大挙して出演している。豪華スター共演のオールスター作品と言えば聞こえは良いが、倉田さん以外は地味でショボくれた連中ばかり(爆)。私も初見の際はダサいと思ったものだが、紛れもなく彼らは一時代を築いたスターたちなのである。
     時は80年代下半期。不況なんて人事だった頃の日本では、ビデオショップに大量の映画が溢れかえっていた。世に言う「ビデオバブル」時代であるが、その到来と共にB級映画が大量に陸揚げされるという現象を招き、様々なブームが巻き起こった。未公開ホラー映画の横行、アクション映画の氾濫、そして当ブログで何度も語ってきたニンジャ映画ブーム等々…後先考えずに様々な映画が店頭へ並び、ファンは一喜一憂しつつも時代に酔いしれていた。
    そんな中、コマンドアクションというジャンルも日本へと流れ込んできていた。中でもフィリピンなどの東南アジア地域で製作された安物映画は、まさしく十把一絡げの勢いで洋画のアクション映画コーナーを支配していった。『ブルドッグ』で倉田さんと共演した方々は、そのコマンドアクションで活躍していた大スターたちなのだ。
    リチャード・ハリソンはヨーロッパから香港に流れ着き、フィルマークのニンジャ映画からフィリピンのシルバースター・フィルムへと漂着。以後はブルース・バロンらと共にニンジャ映画やコマンドアクションで活躍した。マイク・モンティも同じくシルバースター組の一員で、ロン・マルチーニやジム・ゲインズらと一緒にフィリピンを駆け抜けたうちの1人である。ロマノ・クリストフはニンジャ映画のスターとして(一部で)有名な人で、『Bruce's Fist of Vengeance』では呂小龍(ブルース・リ)とタイマン勝負を繰り広げている。
     …と、このような連中が一同に会し、日本から倉田保昭と『ファイナル・ファイト/最後の一撃』の小野進也を召集したのが本作である。ニンジャもどきを演じていたリチャードたちが、本場日本のニンジャスター・倉田と共演しているだけでも、本作には大きな意義があったといえるだろう。さて、作品についての評価だが、単刀直入に申し上げますと……………すっごくつまんないです(爆
    ストーリーはベトナム軍にケンカを売った倉田さんたちが、お宝を巡って右往左往するというものなのだが、これが異常に面白くない。話のテンポもグダグダだし、銃撃戦やアクションシーンにも迫力が無いし、あまつさえ倉田さんのアクションもワンカットしかない(相手を1回蹴るだけ)。せっかくの豪華共演もこれでは無駄でしかなく、『烈火のヒーロー』以来となるトラウマを植えつけられた映画として、私としても忘れられない作品だったりします(涙

     なお、B級コマンドアクションは90年代を境に失速し、レンタルショップの主役をVシネマへと明け渡した。Vシネ全盛期の90年代初頭は、東南アジアでロケーションを行った作品が多く存在していたが、その中にロマノ・クリストフらフィリピン勢の勇姿が確認できる。時代に取り残されようとも、誰からも忘れ去られようとしていても、それでも彼らは必死になって踏ん張り続けたのだ。
    だが現在はDVDの時代が到来し、レンタルショップにかつてのような熱気は無くなった。ビデオソフトも根こそぎ撤去され、アクション映画コーナーはB級以下のインディーズ作品に占領されている。
    『サイボーグ2』のように、かつてのB級映画がDVD化されて生き残っている場合もあるが、コマンドアクションは全くと言っていいほど顧みられていない。今や、本作に出演した人々で生き残っているのは倉田さんだけになってしまったが、果たしてリチャード・ハリソンやマイク・モンティたちは、フィリピンの大地で戦った日々の事をどう思っているのだろうか?

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