今日はサークルの実践日。
今回はいつも担当している人がお休みのため、いつもとは違う人（子）と一緒に過ごすことに。

今日一緒に過ごした子はとにかく人懐っこくて、すごく良い笑顔を見せてくれるんだけど。
（文字通り、本当に最高の笑顔）
何かあってパニック状態になってしまうと、突然他傷が始まってしまう事があり…
普段接していない自分達には、感情の浮き沈みがうまく読み取れず。
回りの人に迷惑を与えることになってしまった。

他傷が起きる前はすごく良い感じに楽しんでいたので、その時は何が原因だったのか、全く分からなかったけれど…
今になってよくよく振り返ってみると、ところどころ、自分の注意の仕方に問題があったような気がする。

いけないことを注意するのは当然のこと。当たり前。
でも、その子にはそれがなぜ「いけないこと」なのか分からない。
だからやってしまう。
それならいけない理由を説明して、納得してもらえれば良い。
普通なら（何をもって普通なのかはよく分からないけれど）
それがその場ですんなり解決して終わり。

ただ、ストレートに言ってしまえば、この子にはそれができない。
言葉自体は理解出来ても、自分としてはやりたいことなのだから、理由をあれこれいわれてもわけが分からない。
「自分はやりたいと思っていることなのに、それがなぜダメだと言われるのか？」
…混乱してしまうのも、ある意味自然な流れ。

その子の気持ちに寄り添うことが大切とか、そんなことはもう何度も聞いたり読んだりしてきたはずなのに。
実践中は頭が真っ白になっていて、そこにあるのは、とにかく他傷だけは止めないと、ということだけ。
そんなふうだから、パニックに輪をかけるような形にまでなってしまうし…
間違いなく、今までで最悪の失敗だった（涙

まぁ、経験不足の力不足、と言ってしまえばそれまでの話しだけど。
それにしても、すでに理解しているはずの、ある意味大前提とされているようなことまでまったく出来なかったとは、本当に情けない。
「こけたら立ちなはれ」なんて有名な言葉もあるけれど、もうこんなズッコケはしないようにしないとなぁ…
これを何とか活かせるようにしないと。

今日の天気:晴れ

…ただ、唯一救いなのは、他傷自体については注意しなかったこと。
もちろん問題行為だから、迷惑をかけてしまった相手に謝りに行ったけれど。
一体なぜ問題行為といわれること（他傷とか）が出るのかを考えると、この子にはこういう場面において、他傷以外に自分の意思を示す手段が無いから。
（実際、単語は全く話せないので、普段から表情と身振り手ぶり、それに動きによって意思を伝えている）
健常者だって同じことが言えるようで。
何かについて話し合っていたりして、突然怒鳴りだしたりキレだしたりするのは、他傷行為と同じ原理らしい。
…自分の思っていることが、相手には伝わらない。
だから怒鳴る。キレる。ひどければ暴力＝他傷

そんな意味で、問題行為なんかしなくっても、ちゃんとこちらには気持ちが伝わっているよ、という事を知らせないといけないし、そういう環境を作っていく必要がある…
これまで頭から飛んでいたら、間違いなくもっとひどいことになっていた。
ほんと、これだけは救いだったなぁ…