バスジャック事件とか親刺し殺しとか…
なんだかわけの分からない事件が多発していることを受けてか、
「多発する凶悪少年犯罪」というような、よくある特集をやっていた。

こういう事件って、必ずと言っていいほど連鎖するのが不思議だけど…
少年の凶悪犯罪は以前に比べれば減っているのに、必ず「多発する」なんてフレーズがつくのも不思議。

…そんなことはとにかく。
ふと気づいたのが「うちの子に限ってそんなことをするはずが無い」
という言葉を聞かなくなったなぁ…なんてこと。
意図的にそういう編集をしているのかもしれないけれど、
「家の子どもも分かんないねぇ〜。気をつけないと何かされるかも（苦笑）」
インタビューで、こんな趣旨の答えをしている人が多かった。
「話とか、よくしてるつもりだけれど、よく分からない」
そんな人も。

政治とか、そういう関係の知識が無くても書ける内容なので、危険な世代真っ只中にいる自分の私的な意見（苦笑

いくら会話をしていても、実は場の雰囲気を悪くしないために、お付き合いで話していることって、結構ある。
親は話しているけれど、子どもの方は相槌を打っているだけ…というような。
友達同士の会話のように、話がキャッチボールになっているのかどうか考えると、さてどうなのか…？

それからもうひとつ
「子どもをキレさせない注意のしかた」
こんなことまでテレビでやっているのかと、ちょっとびっくりしたけれど…
思春期と言われる時期の子どもに対して、「子どもは反論して来ない」なんて大前提でいると、きっと、まずい。
見ていたニュースでは、
「『これをやれ』ではなく、『これはこうするものなんだよ』と言うようにしましょう」なんて言っていたけれど、そんなのはただ、言い口が変わっただけ。

結局、親の考えの押し付けには変わり無いし、子どもから見れば、反論の余地が全く無い。
なぜこちらが今の状態にあるのかも聞かないくせに、それについて「これはこうするもの」なんて言われても、お互いの価値観があっていなければ、ムカッと来るのは当然。
（子どもに限らず、大人だって誰だって…）

とある講義では、
「子どもの反論は、自我ができて自分の考えを持ち始めたと言う証拠。
押さえつけるべき悪しきことではなく、むしろ歓迎し、お互いに成長して機会だと捉えるべき」
なんて話していたけれど、そんな寛容なスタンスでいる人が、果たしていくらいるのか…

考えの違いを主張して、話もよく聞かずに押さえつけられたのでは、間違ってもそんな相手に相談を持ちかけようとは思わないし、
世間話で意見が食い違っても、反論したって面倒なだけだから、そのまま受け流すのが一番となってしまいかねないし…

…と、そんな考えが自分としての一意見。
さて、どのような意見をもたれてしまうのか…

今日の天気:晴れ
（画像に意味はありません）