「小学校　23・24」
今日は珍しくE君が欠席していた。
普段やたら元気な子が欠席だと、なんか心配。
それに、こう言っては申し訳ないけれど…
教室が別の教室のように静か（苦笑
E君の仲良しグループでうるさい子はいるものの、教室の環境はかなり変わってしまうことに改めてびっくり。
元々は「やればできる」E君なだけに、なんだか皮肉にも受け止められる悔しい場面でもあった。


…話は変わって昨日のこと。
今では中休みの時間だけ教室へ行って、教室やら外やらで一緒に遊んでいる1年生のクラス。
さすがに1年生、今でもやっぱり、かなりベタベタ。
おんぶとか抱っこをしてくれと飛びついてくる子は、今でも相変わらず顔を合わせるとくっついてきてくれるし
こま回しや縄跳びを見てくれと自分を呼んでくれる子とか、
外で鬼ごっこをしようと誘ってくれる子とか…
4年生の子もそうだけど、笑顔が純粋にかわいい。本当に和む。

ただ、けんかをしている子がいるから何とかして！という時もたまにあって。
今日も、ちょうど自分が抜ける時間になって帰る準備をしている時に、そんな状況になっていたらしい。
呼ばれて行ってみると、思っていた子とは違う子がケンカ中。
（ケンカというと、たいていは「あの子」という子がいる　笑）

片方の子はとにかく、もう片方の子が特別支援専門員の先生がほぼ一日中付き添っている、B君。
今でもこちらを見つけると、よく話しかけてくれる子ではあるけれど…
なんだか悲しくなってしまったのは、この後の展開。

初めは口喧嘩だったので、とりあえず2人を離れさせると。
B君、よほど腹が立っていたのか、相手の子の机を思いっきりひっくり返し始める（やっちまった…
で、机の中身は見事に散らばっちゃってるので、片付けさせようとすると、逃げる（おい！　苦笑

とりあえず逃げないように捕まえて一緒に片付けようとしても、やっぱり逃げようとするし、
力では逃げられないと分かると、今度は手とかにかみついて逃げようとしだすし…
ノートとかをまとめ渡して、机に入れさせようとすると、それを思いっきり放り投げるというものすごいパフォーマンスまで披露・・・

ここでふっと思い浮かんだのが、いつものサークルの時に、こちらのミスでパニックを起こさせてしまった、あの子。
重度の自閉症で意思伝達手段が少なく、最終手段が他傷行為になってしまう…
目の前のB君、（健常児だけど）まさにそんな感じ。

かみつけば逃げられるとでも思ったのか、一瞬噛んでこちらの様子を見て
「いたいだろ〜」（蹴り飛ばしてやろうか　爆
残念ながら、あえて無視。痛くねーよ（半分ウソ
でも、逃げられないと分かると今度はひたすら噛み続けるB君…

はっきり言って、見ていてかわいそうだった。
ムカついて殴るとかなら分かるけど、かみつくやつなんてまずいない。
そんなことができるってことは、普段からそうしている
＝そうしないといけないような環境にいる、ということ？

それに、かみつくのと人を腹の底から苛立たせる以外に手段が出なかったってことは、
今のところこれがB君にとっての最終手段ということ。（の、はず）
嫌なことがあって逃げたいときは、いつもこれで逃げてきたのか…
そして、それが通用してきたから教室でも実行したのか…
だとしたら、ものすごく悲しい。

それでもちょっと嬉しかったのは、今日のB君の反応。
いつも通り休み時間に行くと、いつも通りこっちに寄って来て、開口一番
「昨日の手みせて」
若干噛み跡が赤く残ってるけれど、自分以外には噛み跡だとは分からないような程度。
見せると「痛かった？」と聞くから「全然痛くなかった」
それを聞くと、つまらなそうにどこかへ行ってしまったけれど。
B君がわざわざ前の日のことをもち出してくるということは。
内心、むちゃくちゃ気にしていたんだろうなぁ〜（笑
どうだまいったか（爆

挑発に乗ってしまう…それも、嫌なことから回避するための手段としての挑発なんて、絶対に乗ってはいけないもの。
B君のヘンテコな学習内容が変わるきっかけとなることを願うだけ。
…一方で、かみついてきた場面で、よく挑発に乗らなかったなぁと。
我ながら免疫が強くなったなぁと思った、そんな1日。

今日は曇りのち晴れ、きのうは雪混じりの雨