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from: アヒル村長さん
2010年01月08日 01時38分47秒
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移動支援にて
昨日は、久しぶりに長時間の移動支援が入っていた。
相手はいつもの子で、行先は名古屋港水族館。これで3回目。
冬休み最終日ということもあってか。
前回訪れた時よりもやっぱり、人は少なめ。
3回目ということもあって、どこにどんなやつがいるのかはなんとなーく覚えて来れたけれど…
今回はなんだか、運が良かった。
いろんな所で、餌をあげている時間帯に遭遇できて、
これまでには見れなかった様子を見ることが出来て、2人そろって喜んでみたりして(笑
中でも特に印象的だったのが、こいつ↓
…ベルーガ(白イルカ。画像は八景島ドルフィンファンタジーのもの)
名古屋港水族館では今、ちょっと前に生まれた「ナナ」というベルーガが人気。
自分たちが見ていたのがどのベルーガなのかは分からないけれど、とにかくかわいい。
餌をもらった後、体を斜めに傾けて「バイバイ」とヒレをバチャバチャしながらずーっと客の前を横切って、
横の方にある別の水槽に泳いでいく様子は何とも言えないものだった(笑
ちっちゃい子も喜んで「バイバーイ」と手を振り返していたりして。
イルカって、本当にかしこいし人懐っこいやつなんだなぁと思えた場面。
…と、そんなことばっかり書いていては、なんだかサボっていたように見えてしまうので(苦笑
支援者としての書き込みもひとつ。
この日一緒にお出かけした子の支援に入るようになったのは、2年生の頃の夏休み頃からなので…
今でちょうど1年半くらい。
元々自立度は高くって、細かい所に課題がある感じの子なので、パッと見ではこれといった変化は感じられないものの。
初めのうちは、支援者の後ろをついてしか歩けない状態だったのに、
今では行きたい場所を決めて前を歩くことができるようになったし、自販機なんかではピッタリの金額を入れることもできるようになったし。
やっぱり、確実に伸びてきているなぁと思う。
…ただ、彼の長所であり課題ともなっているのが人懐っこさ。
とにかく人間大好き。だから誰にでもかわいがってもらえる。
でも、それゆえに世間一般の目からしたら「まずいクセ」があることも確か。
障害児者の世界では、世間の大多数の人=ほとんど障害児者と関わったことの無い人からすれば「ん?」と思われるであろうことが、
支援者内では何とも思われていなかったりすることがちょくちょくあるような気がする。
とくに彼のような人懐っこい子だと、そのかわいさのために課題点がチャームポイントのようにすら見えてしまう(苦笑
もちろん、何でもかんでも健常者的な感覚に合わせる必要もないのだろうけれど。
今の社会環境からしたら、このまま支援者抜きで彼らが社会に出ていけば、絶対に周りから避けられてしまう。
本当にちょっとした、何気ないクセが少しあるだけで。
…というのが、もともと障害児者に対してものすごい偏見を持っていた自分が抱いている支援者としての感覚。
少しでも彼らが地域で生活しやすくしていくためには、支援者としてはもちろんのこと、支援者ではない人々の感覚を伝えていくことも必要なんではないかなぁと思う。
変な勘違いをされて勝手に恐怖感を抱いたり不気味に思われたりしないためにも、健常者が障害児者の世界を知ることが絶対に必要だけれど、
残念ながらそのための環境は無いに等しいし、そんなことを必要と考えている健常者はおそらく限りなく少ない。
お出かけすると、自分たちは利用者と支援者と見えるだけでなく、兄弟と見える事もあるらしい。
これはきっと、知的に中度…自立(単に経済面だけでなく)して生活できるかどうかもちょうど境目にいる、
そんな彼だからこそのことだと思う。
はっきり言って、かなりの部分で自立できる要素はすでにたくさん持っている彼。
だからこそ・・・少しでも、社会に出て行きやすくするための支援ができれば。
…そんなこんなで、この書き込みはここら辺でおひらき。
今日の天気:晴れ時々雪-
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ナオ、
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