「小学校49?」
小学校での出来事ではないけれど。
バイト帰りに、おととし4年生のクラスに入っていた時に知り合いになった子とばったり出会った。
さすが地元とあって、出会ったのはその子の家の前。
…かなりの頻度で行き来している場所で。
小学生の時にはそろばん塾への行き帰りで4年間ほど往復していた道。
そうでなくても、学校帰りに近所のやつらがよく集まっている神社のすぐ近く。
こんな所にも知っている子がいるのかぁと、ちょっとビックリ。
といって、自分が知らないだけで、実際は少なくともあと百件くらいそんな家があるわけか（笑

…で。
その出会った子というのは、当時クラスが荒れる原因を作り出していた一団に入っていた子。
ただ、積極的にやんちゃしていたのではなく、むしろくっつき虫だった感じ。
一団の中では最も恵まれた体格をしていて存在感はあっても、実際には一番目立たなかった子。
まったく話したことが無かったけれど、何かしら注意したりすると、一番悲しそうな顔をしていたことでよーく印象に残っていたりして。

そんな彼の家を自転車で通りすぎた所で、後ろから名前を呼ばれて。
気づいて引き返してみて、あいさつした後に彼が言ったのは
「俺、4年の時みたいにワルじゃなくなったよ」
という言葉。
続いて、一団のリーダー格だった子とは絶交した、と。
いわく、あのときはリーダー格の子に言われてどうしようもなくくっついていたらしい。
クラスで一番荒れていた子を利用するために、一団が荒れていた子と仲良しを装って。
その一団のリーダーも今となっては絶交されて、という構図か。
…小学生、どれだけ恐ろしいんだよ（苦笑

荒れていた子もリーダー格の子も、話しかけてくれた彼も他の一団の子も。
同じ課外活動の団体に所属しているから、本当はもともと仲良しだったはず。
それがいつの間にかだんだん関係が変わって行って、今は3つくらいに分裂…それもまぁしょうがないことなのか。

当時こちらに悪態をつきまくっていたあの子たちも、
今となっては何事もなく、こちらを見かけると声をかけてくれたりして。
一番荒れていた子に至っては、あの時の元気さがそのまま褒められる行動へと向くようになっているようで。
ものすごい大変身。
ただ、唯一今でも悪態をついてくるのが、リーダー格だったあの子。
そのわりに、当時のようにこちらを見かけると何かしらリアクションをしてくるという矛盾感も健在（笑
2年前のまさかの幕切れを味わった瞬間から、自分の中ではいっちばん心配な存在となっている彼。
なにしろ心配が半分は的中したようなもので、あの時仲が良かった子はほとんど彼から離れている。
これが完全に孤立しちゃうとか、そういう方向に流れていかないことを願うばかり。

それにしても…
さすがに3年目ともなると、みんなの色々な変化も見えてくるのだなぁと実感した。
本当に、人っていくらでも変わっていくのだろうなぁ、と。
こういう変化していく流れを成長と言ったりするのだろうか。
自分は、変化していく流れの中で一体どんな役割を果たせるのか、そしてどんな影響を与えてきたのか…
ふと考えた瞬間だった。

今日の天気：晴れ

「小学校48」
今日は、高校の時の知り合いと2人で個別指導をさせてもらうことになった。
個別指導と言っても、正しくは日本語指導で。
やってくるのは、昨年度の途中に海外から引っ越してきたお姉ちゃんと弟君の2人。
2人ともある程度日本語では話せるけれど、知らない言葉が多いので、授業などでは困ってしまう部分も多く。
それを何とかしようといって行われるのが、日本語指導。
本当は専門の先生がいるのだけど、来てくれるのは週に1度なので、他は時間の合う時に自分達がさせてもらう感じ。

ただ、2人の母国語は当然話せないし、お姉ちゃんの方は英語ペラペラだけどこっちはしどろもどろだったりして。
英検2級を優にクリアした事実もセンターの模試で190点台が取れた事実も今は昔。
一番英語ができていた時代から早4年。
聞き取り能力は同じ程度で残っていても、言葉がさっと出てこないしそもそも忘れてる（涙
スペルに至っては壊滅状態（はぁ…　苦笑
で、今日は心強い味方がいるぞと思ったら「オレ、英語無理…」という声が。
…そんなこんなで、やってくる子と同じような目線で、できる限り日本語指導。

内容はまた今度として、今日思ったのはやっぱり、教え方や雰囲気の違い。
さすが実習を終えただけあって、雰囲気が本当に先生。
きっちり教えていく感じ。
かたやこちらは特別支援の色合いがかなり強いっぽい。
彼の方はきっちり時間いっぱい机に座って学習。
こちらは、集中が途切れて席を立つのもありで、その時興味を持ったもの（備品がいろいろおいてある部屋で学習している）を日本語につなげたり。
どっちが良いとかそういうのは分からないけど、別の方向からのやり方が見れた感じで勉強になった。
これからも、いろいろ参考にさせてもらお。

「小学校47」
今年度から、中学高校と自分と同じ学校で、この小学校で実習をしたという知り合いが学生ボランティアとして登場。
彼は今日から活動し始めるらしい。
2人いるということで…
1人では終わらせられない仕事を一緒にやったり、時間に余裕ができた所で校内の様子を見学させてもらったり。
同じお手伝いでも、今までとはちょっと違う気分。

授業では、1・2年の子が生活科の授業を校外に出て合同で行うということで、それに同行させてもらった。
「春を見つけよう」ということで…地主さんのご厚意でこの時期はレンゲ畑になっている近所の田んぼへ行って、レンゲや他の草花を摘んだりして。
天気は曇りだったけれど…すごく平和な光景（笑
見た目には、2年生の子はまだ1年生のような感じだし、1年生の子の中には本当にランドセルと同じくらいの身長というイメージのちっちゃい子もいるし。
昨日の縄跳びの子や一緒にいたお友達の子が普通に話しかけに来てくれることにはちょっとビックリだったり。
「実習で担当したのが6年生だったから、知ってる子がまったくいない…」
と、ちょっと寂しそうにしていた彼も、文字的にも意味的にも「両手に花」状態だった。
さすがイケメン（笑

今までの2年間で、かわいいだけでなくて大変な部分もたくさんあるということはよーく分かった上でも、やっぱりあれくらいの子たちって、見ていてなんだか和む。
学校へ戻った後なんかは、廊下でしゃがんで作業をしていたら、
歩いてきた全然知らない1年生の子が突然肩を揉みだしたりして。
俺：「お？どうした？」
1年生の子：「かたもんであげてるの〜」
…いや、そりゃ確かにそうなんだけど（笑
「きもちいいでしょ？」
ちょっとこそばゆいけど、確かに気持ち良かった気がする（笑
で、結局何をしに来たのかなぁと思ったら、トイレに行く途中だったというオチ。
ちなみにこの時は給食の準備の時で、この子は給食当番。
急がなきゃダメじゃん（苦笑
こういうなんのこっちゃな動きも、また笑えていい感じ。