1年生の時のゼミで一緒だった、「クリームパンの（ような）おて手」を持つと称された男。
いろんな所でいろんな伝説（笑）を作って、
遠目からでも「あ、彼がいる」と多くの人が認識できる存在感で、
あるスポーツでは見た目からは想像できない動きを見せて周りを驚かせ、
彼を知る人からは、なぜか必ず名字にさん付けで呼ばれている…
そんな、何かと話題になる、彼。

一番最近の話題だったのは、なぜか「3年生の1年間限定で下宿する」という話で。
前期は1コマ授業が一緒だったものの、後期は同じ授業もなく、最近まで全く会うことが無くて。
「下宿してるらしいけど、相当部屋が散らかってるって話だし…ちゃんと食事とか取ってるのかな？死んでないよな？」
というのが、みんなの共通意見だった。
それこそ、ふくよかだったのが激やせしていたらどうしよう、と（苦笑

そんな彼と、今日久しぶりに会った。
「ごめーん、今日テストなんだけど筆箱忘れてさぁー、なんか貸してー」
…相変わらずだった（笑

ただ、たまたま帰りの時間も都合がついたので、久々に一緒に帰ると。
なんだか、中身がずいぶんと変わっていた。全然相変わらずじゃない。
今までは何が起きてもやたらと超然としていた彼なのに。
下宿中にいろいろあったようで、その流れが断ち切れずにものすごく沈んでいた。
いわく、「これはできそうだなってことなのに自信が無くて結局動けない」
…すべてにおいて、ネガティブが先行してしまうのだとか。
彼が目指す保育士についても、今の自分の状態では、仮に就職できても子どもを育てていくことなんてできない…
なんて、今までの彼ならありえないことを言っていた。

一体下宿中に何が起きたのかは分からないけれど…
確かに、良いイメージが持てないと、何においても自信が無くなってしまったりする。
それに…バイトにしても小学校でのボランティアにしても、やればやるほど力不足を感じてしまうのも事実。
成長してるのかな？とたまに思える反面、まだまだこれじゃ、とてもじゃないけどまずい…と。
そんな意味で、彼の言ってることにはすごく共感できるような気もした。

すごく久しぶりに出会って、思いがけず今までには見たことのなかった彼の一面を知ってしまった一日。
お互い4年になって授業なんてほとんど取ってないから、会うこともほとんどないけれど…
ちと心配。
ちょこちょこ連絡を取ってみようか。

今日の天気：曇り時々雨