地域の養護学校や支援級の子たちの作品が展示される教育展を見てきた。
この教育展、名前は小学生の頃から知っているけれど、実際に訪れたのはこれが初めて。
行ってみると、作品を出している子たちが入れ替わり立ち替わり見学に来ていた。
先生だけでなく親も一緒に見に来ていたりして、バイト先でのいつもの様子とはやっぱりちょっと違う。
目があって声をかけると、いるとは思っていなかったやつがいてビックリしたのか、逃げ出す子も（その後はいつもどおり　笑

みんな思い思いの作品を作っていて、見ていて楽しかった。
作品を見て、名前を見て、知っている子のやつだと
「あー、らしいなぁ」と思えるのがなんだか良い。
「強い恐竜」という作品名でも、その顔は思いっきり笑顔でむしろ「優しい恐竜」だったり、
育てた野菜を収穫したときの思い出を描いたのか、でっかいサツマイモを一つドーンと書いて「いもとれた」と絵筆で力強く書いてあったり。
彼はきっと、収穫の時も絵を描いている時も「いもとれた！」と言っていたに違いない（笑

そして中学生、高等部と学年が上がると、雰囲気が一気に変わって。
ものすごく細かい点画とか、問答無用に上手いイラストとか、ずいぶんとジャンルが違うものもちらほら。
鉛筆や筆を持って絵を描くことが難しい子だと、スポンジに色を染み込ませて塗ってみる、
「せんべいとかの蓋の中に紙を敷いて、その上で色をつけたビー玉を転がし、軌跡で絵を描く」などなど勉強になる製作方法も。

初めて見に来たけれど…これはなかなか、刺激になった。
おもしろいし、「これは」というアイデアがいろいろと駆使されているし。
こういう場があることを教えてもらえてよかった。
また来年も見に行こう。

今日の天気：くもり