さっきテレビで、よく見るタイプとは違う認知症の症状を持つ方の特集（？）が放送されていた。
きっと一番有名なアルツハイマー型の認知症と、脳梗塞などが原因で脳に後遺症が残り、その症状として出てくる認知症と。
そういうのとはまた別で、名前こそ同じでも症状が大きく異なる認知症、ということだった。
確かに、ずいぶんとタイプが違う様子。

…ただ。
もしもあの人が「若年性認知症の人」と知らなくてテレビを見ていたら。
ほぼ確実に自閉の人だと考えたに違いない。
少なからず、写されていたシーンを見るかぎりでは自閉症とかぶる部分が多いなと、
そんな感想を抱いたのは自分だけではないのでは、と思う。

「こだわり」という特徴こそないものの、言語面での障害は明らかだし、
ところ構わず大声を出してしまうような様子から社会性での障害も少なからずあって、
認知症なのだから当然知的な面での障害も出てくる。
そうとだけ書くと、部分部分を見れば自閉の特徴が3つともそろっていると言えなくもない気がする。

以前「ある物質によって自閉症の症状が大きく軽減された」というような内容で、突然ボンっと出てきた謎の新聞記事。
その後まったく進展が報じられないままだけど、あの記事に半信半疑ながらも期待感を寄せた人は多いはず。
…そしてさっきやってた特集。
もしもあの症状に何かしら作用が及ぼせる薬が出てきたとしたら。
自閉の方も大きな変化が現れるのではないか…と。
素人考えにそんなことを感じた内容だった。

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