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  • from: アヒル村長さん

    2012年08月06日 21時06分09秒

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    現職研修

    今日は地域の通常学校の先生たちも集まっての研修会。
    「高等学校における特別支援の現状と課題」
    というテーマであれこれお勉強。

    …一言でいえば、一番特別支援が進んでいないのが高校。
    なにしろ「入試を経てある程度同等の能力がある人たちが集まってきている」はずの高校なので…
    ある意味、特別支援なんて必要ない。
    そんなふうに思えなくもないけれど、実際にはニーズがあって色々困っている。
    というのが、高校の現状らしい。

    言われて見れば確かに、大学では発達障害の学生向けにカウンセリングがあったり、ソーシャルスキルトレーニングをしてくれたり、学生同士のピアサポートの体制が整えられていたりと。
    ピンキリではあっても、熱心な所はあれこれ態勢を整えていて。
    それと比べると高校の支援体制は本当に、無い。
    …大学には発達障害の人が来ているのに、間にあるはずの高校ではどうやってすごしていたのだろう?
    よくよく考えてみればとっても疑問。


    でもまぁ、それはさておき。
    面白いなぁと思ったのはケーススタディの時の話し合い。
    自分と勤務先の先生、それに地域の学校の先生というメンバー構成で話し合って。
    話の視点が全然違うことがなんだか新鮮だった。
    少なくとも、勤務時間終了後の職員室での残業トークとはずいぶん雰囲気が違う(笑

    なんというか…
    地域の学校の先生たちは「大きな輪の中で対応策を考える」感じ。
    ある生徒がいて、その子の情報が良い所も悪い所もいろいろあって、
    そういうの全部をひとまとめにした「今の状態」から何かを考える。
    対して勤務先の職員室トークでは「たくさんの小さな輪をつなげて考える」
    良い所も悪い所もいろいろ出して、いい所と結びつけつつ悪い所=改善したいところをどうするか考えて、一歩ずつ進んでいく感じ。

    ざっくりとした大まかな「とりあえずこうしましょう」は考えやすいけれど、
    細かい改善点はわりと放置して進む前者と、
    何をどうしたいかははっきり分かる反面、全体として見るとどう見えるかは意外と忘れがちな後者。
    自分としては、そんなふうに感じた。
    …ただ、あくまで「今回集まったグループの人たちがそうだった」だけのこと。
    他のグループも同じようなメンバー構成だったけれど、耳慣れた論点での話をする所はたくさんあった。
    色々聞くと、やっぱり面白い。


    今日の天気:曇りのち晴れになって突然大雨→虹が見えた。
    …打水効果でひんやりした空気が良い感じ。

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    ナオ

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