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from: アヒル村長さん
2012年12月10日 01時53分42秒
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何かがおかしい
なぜワナにはまったのか?
…ではなくて(笑
笑ってられない?解せぬこと。
今に始まったことではないけれど…何か、おかしい風景が日常的なものになっている気がする。
とにかく人がたくさん集まっている今日のお出かけ先。ピンク色の生物と友達を遠目に眺めつつ座って周りを見ていると気づくのが、DSをしつつ下を向いて歩いている人の多さ。
ウワサによれば、DSには「すれ違い機能」なる能力があるらしく。
歩いていて他のDSの無線電波をキャッチすると、なんだかんだ勝手に受信してあれこれ楽しめるようになっている、らしい。
そんなためか、DSとにらめっこしつつ歩いている人がかなり目につく。
このさい「どこ見てあるいとんの?」というのは置いといて。
一人ではなくて、家族やら仲間同士複数といったメンツでお出かけしているのなら。
歩いている時くらいDSとにらめっこしなくたって良くないか?と。
確かに、一昔前までとは違って、通信プレイが容易になったからか気づくと「みんなで楽しむゲーム」が増えてきているようで。
そういうのを楽しみたい気持ちはあるだろうけれど。
だからって歩いて移動中にまでそれをやるっていうのは果たしてどうなのかと思うし…
もっと気になるのはファミリー。
両親、もしくはじじばば。それに子ども、孫。
子どもが一人だとDSをやりつつ歩いている子は(少なくとも今日は)いなかった。
でも、それが二人以上になると
「どっちか一人はDSをしつつ、もう片方は親子・じじばばと話しつつ」
というのがかなりいる。
ひどいと両方ともDS。これはじじばばと孫という組み合わせに多かった。
任天堂、おそらくは「家族のだんらん」を意識してみんなで楽しめるゲームをたくさん販売しているのだと思う。
以前から「マリオパーティ」を筆頭にワイワイ楽しめるゲームがたくさんあるけれど、最近は体感要素を取り入れてさらにすそ野が広くなった。
だからゲームなんてやったことがない年代の人でも楽しめるし、うまく使えば高齢者施設でも大活躍。
とにかく、例の大災害以来やたらめったらキヅナにつながり、それにだんらん。
そういう時間を盛り上げるために、ゲームは大活躍している。
…はずなのに。
せっかくの休日のお出かけでも、子どもはお出かけを楽しんでいるのか、それよりも手元のゲームを楽しんでいるのか。
親が話しかけても兄弟姉妹が話しかけてもゲームの画面を見たまま返事…
それで本当に「楽しい休日のひととき」なのか?
親的に何にも感じないの??
そんなことがすごく気になった。
なにしろ…「同じ空気を共有すること」。
学校柄、おそらく通常学校よりもそういうことを大切にしているのが勤務校。
部活であれば、ちょうど今月は大会月間。
知的の子は応援よりも友達とのおしゃべりに気がいっちゃいがちだし、自閉の子は自分の世界に入りがち。
(障害種に関わらず、見ている子はすごくよく見て応援している)
でも、せっかく仲間ががんばっているのだから、自分が出ていない時でも同じ部員として応援してあげよう、と。
当たり前の声かけだけど、こういう所から「今その場にある空気」を共有できないと、将来的に職場に出た時、健常な社員さんからは「使いにくい…」と思われてしまう。
周りが見えていなくて、自分がやっていること(目についた気になったもの)にしか目が行かないと、
仕事がたくさんある時には正しい優先順位が付けられず効率が悪くなってしまうし、仕事が終わってもボーっとしている指示待ち状態になってしまったりもする。
必ずしも空気を読むことが大切なわけではないけれど、読めないのではまずいし、少なくとも「社員一同」といった職場の仲間意識を持つ上では障壁となりかねない。
「KY」が嫌われて、大切な人との時間が意識されるようになって。
それと同時に、新しい道具が出てくると共に今までに見たことのない景色が当たり前のもののように溶け込んできて。
このギャップは何なのだろう…?
歩きながら本を読んでいる二宮金次郎は撤去されてしまうのに、歩きながらDSをやっている子どもはおそらく増えている。
…じゃぁ、金次郎さんには最新の電子書籍端末でも持ってもらおうか(笑
今日の天気:晴れのち雪
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