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  • from: アヒル村長さん

    2016年03月20日 01時11分56秒

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    修了式終了

    アヒル、只今プチバーンアウト中(笑
    3月18日をもって、3学期終了。
    ということで、1年終わっちゃったなぁ…



    修了式前日の大掃除後に、うちのエースがこんなのを書き始めて。
    それをみて、他の子は左隅のウサギちゃんを描き始めて。



    雰囲気はまるで卒業式前日(笑

    はじめにあったのは「1年間おつかれさまでした」と、ウサちゃんとその吹き出し。
    翌日教室に入ったら、もう一言増えていた。
    ウサちゃんを描いた子が書き足してくれたらしい。



    …ついでにこんなのも増えていた(笑
    描いたのは後期の学級代表。

    特別支援学校なので、高等部は一クラス最大9人という構成。
    (ただし基本は8人)
    今年は全クラス7人だったので一人少なめ。
    通常学校に比べたら、相当小規模で寂しい印象だけど、一人一人としっかり関われる(というか関わらないといけない)ので、寂しさはなく。
    今年のクラスについて言ったら、みんなおしゃべりだったのでめちゃくちゃにぎやかだった。
    というか騒がしかった? いやいや…良い意味でにぎやかだった。そう、にぎやかだった(笑

    でも、年度当初はといえばお互いうまくやり取りできないし、自分を表現する方法を知らないし、そもそも自分のことで精いっぱいだから…相手のことなんて、とてもじゃないけれど考える余裕がないし。
    そんなのだったから常にケンカばっかりしてた。
    7人中5人が怒りん坊だったから、まぁ~面倒。
    それぞれ別々の理由で怒りながら5人同時に帰ってきて、5人そろって文句を言ってきたときもあった。
    アヒル、リアル聖徳太子になる(笑


    …そんなのだから、本当に今年は自信がなかった。
    年度当初は特に。どこからどうやって手を入れていけば良いのやら。そこから手探り。
    果たして自分のやり方が通用するのかどうか。
    やり方を変えないといけないのかな…とも思ったけど、それでもこのメンバーだからこそ、今まで通りありのまま勝負するしかないって状態だった。
    なぜなら、4月当初のひどい状態でも、どの子もふと「根っこにある良い部分」を見せてくれる場面があったから。
    今は亡き「足跡」時代の、たぶんこのサークルを掘り起こしても出てくるであろう自分の黒歴史(笑)の経験則から。

    「周りに恵まれれば、あとはどんどん性善説」

    …今がどんなにダメでも、周りに良い人たちがいれば。
    その人たちにならって、自分も変わっていこう(変わりたい)と思うはず。
    わざわざ居心地が悪い「今のダメな状態」を選ぶ人はいない。
    理想像と道しるべがあれば、誰だってそれをたどっていこうと思うはず。
    うちのような学校は、それができる場所だから。


    仲良くしたい。けれど、自分との違いを理解して受け入れる余裕がない。伝え方も分からない。
    厄介事は避けたい。けれど、気に入らないヤツがいると自分をおさえられない。
    楽しみたい。けれど、なぜかそんな自分を見せることができない。
    思い切り笑いたい。けれど、笑えない。本当は笑えるのに。
    目立ちたいし、かっこいい俺を見てほしい。けれど、それがどんな自分なのかよく分からない。

    その他諸々。
    いったい、地域の特別支援学級では何をやってきたのだろう…とは言わないけれど。
    とにかく軌道修正。それしかなかった。
    ありがたいことに、知的には重度だけど、だからこそ「ありのまま」で。
    良いことは良い。悪いことは悪い。好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。
    それが全てで、すごくシンプルに楽しくやれる子たちがたくさんいるから。
    そういう子たちを初めて目の前で見て、「ただのバカ」じゃないことを知って。
    むしろ「オレらがバカなんじゃねーの?」と思わせられるような部分もあって。
    関わってみると楽しくて(たまにウザいけど 笑
    そうやって行くと…分かりきっていた当たり前のことが、すーっと落ちていく。
    この過程を業界では「特別支援の世界に毒される」と言うとか言わないとか。
    でも、結局のところ物事はすごくシンプルなのだから。
    見栄を張る必要も意地を張る必要もなくて。
    みょうちきりんなプライドをもつ必要もなくて。
    楽しければいい。頑張って「やったー!」を味わえば良い。
    そうして目標に向かって前に進めば良いだけ。それだけのこと。
    …というメッセージが、何とか伝わったのかな…と思う。


    そんなことができる、うちは特別支援学校だけど。
    残念ながら、地域の通常学校に出ても、同じようなことが課題になっちゃってるのが今なのだとも思う。
    悪ふざけ投稿がニュースを騒がせたり。
    便所飯とかいう言葉が生まれたり。
    面と向かった関係ですらうまく築けないから「便所飯」が生まれているのに、そのうえ文字依存のSNSになればより一層トラブルが増えちゃってるし。
    特別支援学校に来る子たちの課題が世間一般になってるって。
    そもそもうちに来る子たち自体も、高等部から来る子の場合感覚はほとんど健常=机の上でのお勉強さえさせなければ普通って子も多いし。
    「本当はうちなんかに来ちゃいけないような子たち」もいるから何ともだけど…。
    さておき。
    特別支援という独特の世界。
    シンプルさを地で行く世界が「独特」とされる世間一般の感覚。
    シンプルで、なにが悪い?



    …生徒が書いた字。
    自慢じゃないけど、アヒルより字がきれい(笑
    この子、本当はすっごく寂しい気持ちがあったみたいだけど。
    それを出さずに書いてくれた様子。
    悪いことをやったわけではなく、色々と気持ちの面でフォローが必要で。
    最後まで個別で話したりもした子だった。
    黒板とか、この時間割表とかを見ると。
    少しは伝わったのかな…

    色々やってる自分の方も、気持ち的には10月くらいまでずーっときつさがあったけど。
    そして11月からはまた別の課題が現れて、最終的に3月まで色々あったけれど(苦笑
    そこはもう生徒の問題ではない部分も正直なところ含まれていて。
    生徒自体は大きく変わってくれた。
    なにより怒りん坊がいなくなった。
    みんな笑っていた。笑えるようになった。
    自分自身きつくてもとりあえず笑うことだけは大切にしていたけど…
    楽しく笑えればなんとかなる。前を向ける。
    唯一そこだけは伝えられた自信がある。
    結果にぎやかで騒がしくなった(笑
    …勢いが出てきた分だけ、自分から動ける場面がかなり増えた。
    ふわふわしたアヒルが担任でも動けるようになったのだから、「怒られるからやらないと」だった厳しいクラスの子たちよりも、そのあたりはできるはず。
    まだまだ課題はあるけれど、実際に外に出て働くための準備期間に移れる基礎はできたはず。
    2年生になってプレッシャーがかかり始めても、向かっていけるだけの勢いは付いたはず。
    なにしろ、アヒルよりもふわふわした担任なんていないからね。
    どの先生のクラスでも、必ず今より厳しくなるよ(笑

    …みんな頑張れ。
    そして、ありがとう。

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