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時の流れと共に…

時の流れと共に…>掲示板

公開 メンバー数:14人

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  • from: アヒル村長さん

    2016年03月29日 23時18分23秒

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    とあるキャラクターのセリフ

    実質明日から新年度スタート。職員会議を経て、新体制が動き出す。…けど、たぶんまだ、遅くても7時までには学校を出られる。早く帰られるって良いな…時間に余

    実質明日から新年度スタート。職員会議を経て、新体制が動き出す。
    …けど、たぶんまだ、遅くても7時までには学校を出られる。
    早く帰られるって良いな…
    時間に余裕があるから色々書きこめる(笑
    8時まで営業のスーパーにも帰り道でそのまま寄れる。
    3学期は、下手をするといつも寄ってる11時まで営業のスーパーにすら寄れなかった時期もあった。
    7時退社…理想的。
    がんばろう。


    もうすぐ終わる今年度の一こま。

    「決起集会というと安保法案っぽく聞こえて、地域や保護者の目もあってアレだから、使用禁止」
    (壮行会と言いましょう)

    …部活の大会前に「決起集会」をしようとしていたときの、校長の一言。
    いやなご時世よね…という笑い話。
    あれからあっという間に時間が過ぎていった。
    ニュースで久しぶりに安保と聞いて、ふと思い出した一こま。


    海のずーっと向こうの方では、まるでタイミングを狙ったかのように
    「カネを積むつもりがないなら、軍隊なんて撤退させてやる!」
    とおっしゃっている元気で過激なおじさんがいるけれど。
    ジャイアンの後ろで好き勝手言ってるスネオのような環境にあって、あのおじさんと、この法案。
    そして、いったいどれくらい物事を真剣に考えているのか定かではない色んな立場の色んな人々。
    (↑アヒルを含む)


    同時に思い出すのは、もう10年以上も前に発売されていたとあるゲームに出てくる、傭兵という立場のとあるキャラクターが発するセリフ。
    ネットで調べると思ったセリフが出てくる…便利。
    「話せば分かる」型の超平和主義的立場を取る「駅長さん」のもとに突然「話が分からない軍隊」が攻めてきて大暴れし始めるから、
    たまたまその場にいたとあるキャラクターたちが軍隊を追っ払い…そこからの一言。


    「上手く言えませんけど......。あなたが言うように話し合って、おたがいわかりあって......
    そして戦いの必要がなくなればとてもいいことだと思います。
    でも、自分たちのこと説明するのはとても時間がかかります。
    相手に聞く気がなければなおさらです。
    戦いで一気に決着つけようとする相手と理解しあう......
    これはとても時間がかかるんだと思います。
    だから駅長。駅長たちがじっくり考えられるように。駅長たちに邪魔が入らないように......
    俺たちみたいな人間が必要なんだと思います。
    俺たちみたいなのがどこかで戦っています。ときどき、思い出してください」


    …気づいたら最近になって流れなくなったけれど、反政府的とのお咎めがあったニュース番組の途中、CMで「戦争を知らない子どもたち」が流れてくる時期があった。
    確かに自分らは直接的に戦争を体験したわけではないし、目にしたわけでもないけれど。
    戦争やら、ある意味「戦時中」とはっきりしているわけではないから、いつどこで何が起きるか分からない…
    という意味では戦争より厄介かもしれない「テロ」というものは嫌というほど間接的に見聞きしていて。
    それでもあの(今となっては)能天気な歌を平気で流せる精神。
    知らないのではなく、「知ろうとしないだけ」じゃないの?と思いつつ。
    とりあえず、ミサイルやらテポドンやらが間違って海を越えて飛んで来ないことを願うばかり。

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    ナオ

  • from: アヒル村長さん

    2016年03月28日 23時42分05秒

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    気持ち新たに

    まだ非公開だけど、ついに新年度の体制が正式決定したらしい。会議に出ていた先生が戻ってきた瞬間、みんなで集まって情報収集(笑自分の居場所は…ほ~、なるほ

    まだ非公開だけど、ついに新年度の体制が正式決定したらしい。
    会議に出ていた先生が戻ってきた瞬間、みんなで集まって情報収集(笑
    自分の居場所は…ほ~、なるほどなるほど…。
    ふむふむ。
    ふ~ん…
    どこになっても、たぶん今年度クラスの個性コテコテ粒ぞろいクラスの雰囲気以上にはならないだろうけれど。
    それとはまたべつの、4月からの新メンバーだからこそ出せる、良い雰囲気のクラスにしていきたい。


    新年度直前の、どこの配属になるか分からないモヤモヤ感、ようやくなくなる。
    スッキリ切り替えて、まるで卒業式前日ムードだった教室の黒板もきれいにした。
    正直なところ、今年度レベルで色んな地雷があちこちに埋まっているクラスではあるものの…なるようになる!(なるようにしかならない! 苦笑
    それに、爆発するならするでとっとと爆発してしまえば良い。
    まだまだ、どのようにだってフォローできる時期だから…。
    生徒にとっては、堂々とミスって堂々と不安定になって、堂々とフォローしてもらえるのは学校にいる間だけ。
    就職しちゃったら、もうそんな風にはしていられない。
    そして、地雷の向こう側に行かないと新たな一歩も踏み出せない。
    ひとたび爆発しちゃうとえらい厄介だけど…今年度がこうやって終われるなら、まぁなんとかなるだろう…と、思っておきたい。
    ここで「不安」と書くと、黒板にウサちゃんを書いた子と同じ姿になっちゃう(笑


    あとは職員室の机と教室のお引っ越し…民族大移動レベルのバタバタデーを挟んで、4月に突入。
    その前に出張と、飛び込みの面談がちょくちょく。
    もうちょっと時間ができるかと思ったら、なんだかんだ地味~な仕事が色々あったな…。
    あっという間に新年度目前。
    早いなぁ…。

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    ナオ

  • from: アヒル村長さん

    2016年03月25日 00時02分18秒

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    児相か…

    虐待事案で児相に通報したけど、措置されず、それが原因なのかどうなのかは定かではないけれど、子どもは自殺…。担任2年目、今年度は児相のお知り合いが一気に

    虐待事案で児相に通報したけど、措置されず、それが原因なのかどうなのかは定かではないけれど、子どもは自殺…。

    担任2年目、今年度は児相のお知り合いが一気に3人できた年だった。
    思えば高等部で講師をしていた社会人1、2年目。
    どちらの学年にも児相とつながっている子がいた。
    採用されてから、中学部に2年間いたから忘れていたけれど…
    そう言えば高等部になると、児相と知り合いになる確率が一気に上がるという現象があった。
    にしても一気に3人て…うち2人はまるで働かなくて何だこれって状態だったなぁ…はぁ(苦笑

    さておき。
    そんな1年だったから、ニュースを聞いていて人ごととは思えなかった。
    そして、今話題のハンサムKさんの代打で出ていた人のコメントがすごく的確だった。
    「児相の家庭をフォローする機能と、権力をもって行動する機能を分離させるべき」
    …その通りだと思う。

    児相ってとにかく嫌われる。
    だって、悪く言えば子どもを強引に連れ去っていく機関なのだから。
    人を連れ去れる権力をもつ機関ってたぶん、警察と児相しかない。
    それに、もしも連れ去らないとしても。
    「保護者が養育力不足だから」という事実を伝えて、保護者の身内に協力を求めたりする。
    その身内というのは、まず出てくるのは子どもから見たら祖父母となる人。
    ということは、保護者の父親母親でもあるということ。
    その人たちに「保護者が能力不十分」と伝えるってことは
    「あんたのとこのお子さんは親として不適格です」
    と伝えるのと全く同じ。
    転じて「あんたたちは子どもの育て方を失敗しちゃった」と遠回しに突き付けているようなもの。
    当たり前だけど良い気がするわけがない。
    動いた結果身内からの支援を得られれば良いけれど、不穏な空気が広がってしまうことだって十分に考えられるし…
    事実、児相は完全に嫌われちゃって「電話をしても切られちゃうから…」と、学校経由でしか支援を求める相談ができなかったりして。
    こちらから電話してみた結果「うちだっていつでも頼れると思ってもらっちゃ困るんだわ!」と、とってもごもっともなグチも飛び出してきた。
    正直言って、児相という機関が、実は想像とはまるで別物だっていう現実をまざまざと見せつけられた1年だった。
    そりゃぁ…こりゃ無理だ。
    人手がまるで足りないから、まるっきりマニュアル対応しかできないような人だって何百件単位でケースを抱えているわけだし。
    そうであれば「危険度」が低かったうちの子たちなんてほっとかれても普通なのかもしれない。
    たまったもんじゃないけど。

    ついでに、児童養護施設も児童養護施設で。
    知り合いに聞くと、やっぱり現状はきつい。
    定員いっぱいいっぱいで、そもそも出ていく数よりも受け入れ要請の方がよっぽど多く。
    現場の判断なんて関係なく、上から命令がこれば子どもを親元に帰さないといけないし。
    (出さないと受け入れもできないし)
    それだって数日間の外泊(自宅に戻して、施設帰りからの慣らし期間)を経てとか、保護者と本人を交えての面談あれこれれを経てとか…
    本来ありそうなあれこれが一切ないような状態で、家庭の環境が変わったかどうかも関係なく出さざるを得ないときが普通にあるっていうし。
    実際目の前にも「措置前後で変化無しってことだよね?」って現象が普通に転がっていた。
    もう何が何だか。


    児相にしても施設にしても、学校だって保育園だってそう。
    そろそろ本気で子どものことを考えてくれないと、本当に取り返しがつかなくなっちゃうんじゃないかって思う。
    おエラいがた、「年金なんて払えるかバカヤローっ!」と言われたってしょ-がないよ?(苦笑
    子ども軽視な中で育った子どもが大人になったら、それじゃ子どもがかわいそうだし、将来の担い手がそんなのじゃ国が成り立たないからってことで「老人軽視」に移っていったっておかしくない。
    1年終わった所で…終わったといって、気持ち的には4月からも3人のうちどの子か一人は担任させてもらえるものだと思っているし、そのように10月ごろから覚悟もしてるけれど。
    時期的にはタイムリーなタイミングでのニュースだった。
    …何事も無くってのは無理だし、絶対何事かは何度か起きるけど。
    起きても良いから、4月からもしっかり前に進める1年にさせたいな…。

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    ナオ

  • from: アヒル村長さん

    2016年03月20日 01時11分56秒

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    修了式終了

    アヒル、只今プチバーンアウト中(笑3月18日をもって、3学期終了。ということで、1年終わっちゃったなぁ…修了式前日の大掃除後に、うちのエースがこんなの

    アヒル、只今プチバーンアウト中(笑
    3月18日をもって、3学期終了。
    ということで、1年終わっちゃったなぁ…



    修了式前日の大掃除後に、うちのエースがこんなのを書き始めて。
    それをみて、他の子は左隅のウサギちゃんを描き始めて。



    雰囲気はまるで卒業式前日(笑

    はじめにあったのは「1年間おつかれさまでした」と、ウサちゃんとその吹き出し。
    翌日教室に入ったら、もう一言増えていた。
    ウサちゃんを描いた子が書き足してくれたらしい。



    …ついでにこんなのも増えていた(笑
    描いたのは後期の学級代表。

    特別支援学校なので、高等部は一クラス最大9人という構成。
    (ただし基本は8人)
    今年は全クラス7人だったので一人少なめ。
    通常学校に比べたら、相当小規模で寂しい印象だけど、一人一人としっかり関われる(というか関わらないといけない)ので、寂しさはなく。
    今年のクラスについて言ったら、みんなおしゃべりだったのでめちゃくちゃにぎやかだった。
    というか騒がしかった? いやいや…良い意味でにぎやかだった。そう、にぎやかだった(笑

    でも、年度当初はといえばお互いうまくやり取りできないし、自分を表現する方法を知らないし、そもそも自分のことで精いっぱいだから…相手のことなんて、とてもじゃないけれど考える余裕がないし。
    そんなのだったから常にケンカばっかりしてた。
    7人中5人が怒りん坊だったから、まぁ~面倒。
    それぞれ別々の理由で怒りながら5人同時に帰ってきて、5人そろって文句を言ってきたときもあった。
    アヒル、リアル聖徳太子になる(笑


    …そんなのだから、本当に今年は自信がなかった。
    年度当初は特に。どこからどうやって手を入れていけば良いのやら。そこから手探り。
    果たして自分のやり方が通用するのかどうか。
    やり方を変えないといけないのかな…とも思ったけど、それでもこのメンバーだからこそ、今まで通りありのまま勝負するしかないって状態だった。
    なぜなら、4月当初のひどい状態でも、どの子もふと「根っこにある良い部分」を見せてくれる場面があったから。
    今は亡き「足跡」時代の、たぶんこのサークルを掘り起こしても出てくるであろう自分の黒歴史(笑)の経験則から。

    「周りに恵まれれば、あとはどんどん性善説」

    …今がどんなにダメでも、周りに良い人たちがいれば。
    その人たちにならって、自分も変わっていこう(変わりたい)と思うはず。
    わざわざ居心地が悪い「今のダメな状態」を選ぶ人はいない。
    理想像と道しるべがあれば、誰だってそれをたどっていこうと思うはず。
    うちのような学校は、それができる場所だから。


    仲良くしたい。けれど、自分との違いを理解して受け入れる余裕がない。伝え方も分からない。
    厄介事は避けたい。けれど、気に入らないヤツがいると自分をおさえられない。
    楽しみたい。けれど、なぜかそんな自分を見せることができない。
    思い切り笑いたい。けれど、笑えない。本当は笑えるのに。
    目立ちたいし、かっこいい俺を見てほしい。けれど、それがどんな自分なのかよく分からない。

    その他諸々。
    いったい、地域の特別支援学級では何をやってきたのだろう…とは言わないけれど。
    とにかく軌道修正。それしかなかった。
    ありがたいことに、知的には重度だけど、だからこそ「ありのまま」で。
    良いことは良い。悪いことは悪い。好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。
    それが全てで、すごくシンプルに楽しくやれる子たちがたくさんいるから。
    そういう子たちを初めて目の前で見て、「ただのバカ」じゃないことを知って。
    むしろ「オレらがバカなんじゃねーの?」と思わせられるような部分もあって。
    関わってみると楽しくて(たまにウザいけど 笑
    そうやって行くと…分かりきっていた当たり前のことが、すーっと落ちていく。
    この過程を業界では「特別支援の世界に毒される」と言うとか言わないとか。
    でも、結局のところ物事はすごくシンプルなのだから。
    見栄を張る必要も意地を張る必要もなくて。
    みょうちきりんなプライドをもつ必要もなくて。
    楽しければいい。頑張って「やったー!」を味わえば良い。
    そうして目標に向かって前に進めば良いだけ。それだけのこと。
    …というメッセージが、何とか伝わったのかな…と思う。


    そんなことができる、うちは特別支援学校だけど。
    残念ながら、地域の通常学校に出ても、同じようなことが課題になっちゃってるのが今なのだとも思う。
    悪ふざけ投稿がニュースを騒がせたり。
    便所飯とかいう言葉が生まれたり。
    面と向かった関係ですらうまく築けないから「便所飯」が生まれているのに、そのうえ文字依存のSNSになればより一層トラブルが増えちゃってるし。
    特別支援学校に来る子たちの課題が世間一般になってるって。
    そもそもうちに来る子たち自体も、高等部から来る子の場合感覚はほとんど健常=机の上でのお勉強さえさせなければ普通って子も多いし。
    「本当はうちなんかに来ちゃいけないような子たち」もいるから何ともだけど…。
    さておき。
    特別支援という独特の世界。
    シンプルさを地で行く世界が「独特」とされる世間一般の感覚。
    シンプルで、なにが悪い?



    …生徒が書いた字。
    自慢じゃないけど、アヒルより字がきれい(笑
    この子、本当はすっごく寂しい気持ちがあったみたいだけど。
    それを出さずに書いてくれた様子。
    悪いことをやったわけではなく、色々と気持ちの面でフォローが必要で。
    最後まで個別で話したりもした子だった。
    黒板とか、この時間割表とかを見ると。
    少しは伝わったのかな…

    色々やってる自分の方も、気持ち的には10月くらいまでずーっときつさがあったけど。
    そして11月からはまた別の課題が現れて、最終的に3月まで色々あったけれど(苦笑
    そこはもう生徒の問題ではない部分も正直なところ含まれていて。
    生徒自体は大きく変わってくれた。
    なにより怒りん坊がいなくなった。
    みんな笑っていた。笑えるようになった。
    自分自身きつくてもとりあえず笑うことだけは大切にしていたけど…
    楽しく笑えればなんとかなる。前を向ける。
    唯一そこだけは伝えられた自信がある。
    結果にぎやかで騒がしくなった(笑
    …勢いが出てきた分だけ、自分から動ける場面がかなり増えた。
    ふわふわしたアヒルが担任でも動けるようになったのだから、「怒られるからやらないと」だった厳しいクラスの子たちよりも、そのあたりはできるはず。
    まだまだ課題はあるけれど、実際に外に出て働くための準備期間に移れる基礎はできたはず。
    2年生になってプレッシャーがかかり始めても、向かっていけるだけの勢いは付いたはず。
    なにしろ、アヒルよりもふわふわした担任なんていないからね。
    どの先生のクラスでも、必ず今より厳しくなるよ(笑

    …みんな頑張れ。
    そして、ありがとう。

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    ナオ

  • from: アヒル村長さん

    2016年03月12日 17時20分37秒

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    あれから5年

    ここのところ、震災関連のあれこれがよくやっていた。見ていてふと思うものがあって、当時の自分の書き込みを振り返ってみたけれど…読んでいると「これっていっ

    ここのところ、震災関連のあれこれがよくやっていた。
    見ていてふと思うものがあって、当時の自分の書き込みを振り返ってみたけれど…
    読んでいると「これっていったい誰だったっけ?」と思う名前を伏せた登場人物がたくさん登場する(笑
    名前を聞けばすぐに思い出せるものの、やっぱり5年って長いんだなぁと思う。

    5年経った今、自分は高等部で担任をもっていて。
    昨日は全校で朝9時に黙とうをささげた。
    時間的に、地震があった時間は下校直前でむりなので。
    知的障害の特別支援学校とはいえ、やることはやる。
    高等部にもなると、感覚的には健常な子も多いので。
    そのあたり、全員がおしゃべりなうちのクラスは結構くいついてくれた。

    地震が起きたら学校にも津波が来るの?
    津波が来ても、この教室は2階だから大丈夫?
    などなど、結構話題が広がった。
    今年は諸問題あってきつい部分が多々ありつつ、生徒自体はすごく良くてやっていて楽しい。
    …けど、出てきた話への回答は、残念ながら。
    うちの学校の学区となっている地域、南の方は津波が来た場合跡形もなく水没するし。
    現地に襲来した10メートル越えの津波がそのまま目の前に来た場合、自分たちが毎日使っている教室も余裕で飲み込まれる。
    地域的に学校までは津波が来ないってだけで、津波の高さはそれくらいすさまじいものだったから、
    今目の前で津波が起きたら、自分らは誰ひとり生き残らず流されてしまう。
    ついでに、地域的には液状化危険地帯だから、津波が来なくっても地震の揺れに耐えられても、そっちが原因で家が崩れてしまうかもしれない。
    そんなことを話していたら、さすがにみんな固まっていた。
    でもね、5年前にはそれが本当に起きたんだよね…。


    5年前の昨日今日、自分は大学4年生。
    サークル活動最後の行事のために愛知の南端に向かって運転していた。
    運転していたから揺れは分からなかったけれど、突然ニュースが流れ始めて。
    ホテルについたら、ロビーではわけのわからないニュース映像が流れていて。
    なにしろ目の前が海だから、自分らがいる辺りも津波注意の地域になっていて。
    「俺らこんなのやってる場合なの?」
    となっていた。
    そんなことを話したら、自称二十歳の副担任の先生は

    「そうかぁ、あのときアヒルはまだ大学生だったのか…ジェネレーションギャップだぁ~」

    と話していた。
    あれ、二十歳だったら先生はまだ中学生…何でもないです(笑


    …さておき。
    今になって気付いたけれど、あの頃ニュースで流れていた映像は、どれもどこか「この世のもの」として捉えられていなかった部分があったらしい。
    当時津波の映像がたくさん流れていたけれど、なぜか感情が湧かなかったように思う。
    少なくとも、同じ映像であっても、今見る方がよほど恐ろしく感じる。
    ここ2週間くらい、そんなことに気づいてすごく気になっていた。
    なぜなのか。べつに被災したわけでも何でもないのに。

    色々思ったけれど、きっと頭が処理しきれなかったのだと思う。
    なにしろ全く見たことも想像したこともない現象だったから。
    知識として、あれが津波で自然がもつ力なのだとは分かっていても、言葉として分かっているだけで、実感としては何も理解できていない…というような状態。
    3年前4年前はテレビを見ることがほとんどなかったから、震災関連のあれこれも新聞でしか読んでいなかった、というのもあって今になって気付いたのかもしれない。
    ただ、いずれにしても。
    もしも現実に、目の前であの津波というものを見ていたとしたら。
    自分はいったいどうなっていたのだろう、と思う。


    震災以降「つながり」とか「絆」とか、分かりやすくて飛びつきやすい言葉が大安売りされて。
    当時はまだ少数派だった気がする、一昔前のデスクトップパソコンよりよっぽどお利口さんな携帯端末が多数派になって。
    世間の望みどおり、いつでもどこでも誰とでも常につながりっぱなしな世の中がとっても近くなった。
    けど、「マルモのおきて」を見てみんながほっこりしていた当時のような「絆」だの何だのとは全く異質。
    望んでつながりをもつどころか、強迫観念的な存在になっちゃってる部分もある。

    もしかしたら、世間の「震災復興度」は被災地の物理的な復興度よりもよほど低いのではないか?
    どうなのだろう。

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  • from: アヒル村長さん

    2016年03月06日 00時24分47秒

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    気づけばこの時期

    最近になって、春の香りがする日が増えてきた。今年は冬があったのかなかったのかよく分からない冬だったけれど…でもやっぱり、寒いときは寒くて。今日なんかは

    最近になって、春の香りがする日が増えてきた。
    今年は冬があったのかなかったのかよく分からない冬だったけれど…
    でもやっぱり、寒いときは寒くて。
    今日なんかは温かかった。
    外に出ると春の雰囲気を感じる。

    職業柄、この時期はなんだか色々と気持ちが湧きあがってくる。
    初任から3年目が終わろうとしていて。
    担任をもたせてもらえるようになって2年目。
    昨年度は中学部だったから…すごい学年(笑)だったけれど、想定の範囲内な大変さで。
    諸々考えるとたぶん、来年度はこの学年をもち上がることになるだろう、と。
    自分を含めて学年の先生全員が思っていたのに、ふたを開けてみれば今年はもち上がりで無いどころか、高等部に異動ってことで部自体も違い。
    そんなこんなで「えーっ!?」ってところから始まったけれど。
    去年の今と気分的な違いがあるとすれば、それは「来年はもち上がり」という思い込みがないだけではなくて。
    初任から3年経ったから、今後は「もしかしたら、今度は学校自体を異動?」という可能性が出てきただけでもなくて。
    受け持ってるクラスのメンバー的な要因がすごく大きい気がする。
    更新したくてもそんな余裕まるで見つからない忙しさ(笑

    色々書きたくなるけれど、修了式まで、残る授業日はあと10日。
    なんとか何事も起きず、良い締めくくりとなってほしい。

    …さみしいな。

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    ナオ