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  • from: さん

    2020/04/27 01:32:20

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    【組立製作】 川崎 陸軍三式戦闘機 飛燕 I 型甲. 1/144 エフトイズ WKC VS3



    三式戦、飛燕。
    燕のように飛ぶが如し。

    より速く飛ぶために、
    スマートなボディ、すらっと伸びた翼、スッと伸びた鼻先。

    ドイツ Bf-109で採用された メルセデスエンジンのライセンスを取得した
    新進の水冷大出力エンジンを搭載することで、
    前面投影面積を減少し、
    さらに高アスペクト比の主翼を持った、
    いかにもツバメにふさわしい機体です。

    試験飛行でもその性能はなかなかのものでした。
    が、しかし、
    頼みの水冷エンジンは、
    当時の日本の製造技術、特に戦況悪化の元では、
    製造時の品質が悪く、
    合格したものも外地の整備が不十分で、
    設計の性能をほとんど発揮できない。
    出撃すると、
    エンジン不調でほぼ全滅ということもあったようです。
    さらに、
    ドンガラばかり完成して、
    エンジンのない機体がわんさか工場に溜まってしまったそうです。

    首なし。

    なんと不気味な呼び名でしょう。
    仏作って魂入れず。
    エンジンのない様をそのように言われたようです。
    http://www.aero.or.jp/isan/archive/ha40_and_ha60/ha40_and_ha60.htm

    結局、このスマートな機首は多くは生産されず、
    信頼の100式司偵の空冷エンジンを換装し、
    従来と同じようなちょっといかつい風貌の五式戦として
    製造されることになってしまったそうです。

    出荷済みの機体も、
    現地で空冷エンジンに改装されたとか。

    よい機体だったのに、
    エンジンの開発が間に合わず、
    その性能を発揮することができなかった
    ちょっと不幸な戦闘機です。

    ちなみに、液冷エンジンは日本国内では2系統。
    共にDB-600、DB-601のライセンスを元にした、
    川崎のハ40(601A)〜ハ140と、愛知のアツタ11(600G)、アツタ21(601A)〜アツタ32、
    だそうです。
    アツタは、DB600で完熟していたので、
    川崎エンジンよりはかなり安定だったようです。

    飛燕以外の水冷戦闘機は、
    彗星(一一、一二、二一、ニニ)、二式艦上偵察機(彗星偵察型)、晴嵐、
    があるそうです。






    さて模型は、
    相っ変わらず部品数も少なくスッキリしています。
    今回は迷彩。
    銀色塗装の上の塗料は、
    液状接着剤ですぐにながれてしまいます。
    なかなか難しいです。



    脚関係の部品の方が多いくらいです。




    プロペラ軸は、二つの軸受けで支えられるので安定です。コクピットは計器パネルの部品を接着するだけ。


    背もたれのディテールが見えます。が、座面は空いたまま。しかも、座席位置が低すぎませんか?頭の位置としては、ヘッドレストは背板の上部にあるようです。



    パネルの計器類は、、、黒くてつぶれて見えませんね。コクピットは黄緑に塗ってみました。


    やはりスマートな機体です。二式戦よりもひと回り大きいです。


    トップビュー。コクピット内の色がアクセント?σ^_^;

    うしろ姿も優美です。

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