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from: jun_zoさん
2006年12月31日 10時21分26秒
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ピサロ/砂の記憶
今年も残すところあと1日・・。
皆さん、一年を振り返っていかがでしょうか。
今年、読んだ美術関係図書で印象に残った一冊を
簡単にご紹介します。
「ピサロ/砂の記憶 印象派の内なる闇」。
有木宏二著、人文書簡発行。
カミーユ・ピサロ(1830-1903)といえば、
日本ではモネやルノワールに比べて
知名度がやや低いかもしれませんが、
印象派の主要画家の一人。
というか、印象派のまとめ役といっても良いのかもしれませんね。
ポルトガル系ユダヤ人としてカリブ海に浮かぶ
セント・トーマス島で生まれています。
副題の「内なる闇」という表現は、大げさな気がしますが
そもそもなぜカリブ海にユダヤ人社会があったのか、
ピサロがユダヤの銀行家などと距離を置き、
思想的にアナーキストの立場を通したのか、
ピサロを取り巻く人間関係、社会環境を精査することで
明らかにしています。
印象派という表舞台と歴史の暗部。
ピサロはまさにその接点で生きたといえそうです。
では、来年が皆様にとって良いお年となりますように。
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