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  • from: jun_zoさん

    2007/05/05 22:24:31

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    グループ展


    私たちのグループ展「かわたれ」では、
    毎回、テーマを決めています。
    前回は「風」、今回は「刻」としました。

     技術的な課題とともに、
     楽想ならぬ「画想」も大切に感じます。

     そんななかで、「刻」の解釈はそれぞれの自由。

     私の場合、今回は「刻」を時間として考えています。
     
     膨張する宇宙。150億年前、時間と空間のビッグバンによって、宇宙が誕生したという「ビッグバン宇宙論」。宇宙誕生の初期に水素とヘリウムが生まれ、数十万分の1というごくわずかなゆらぎから無数の銀河が形成されたといいます。

     私たちの身体はもちろん、生命をつくる炭素などの重い物質は、太陽などの光輝く恒星の内部で初めて誕生。それが、超新星爆発によって宇宙空間に放出され、それが再び新しい星になる。私たちの地球も運よくその恩恵にあずかっている。

     このことを、ロマンチストは「私たちは星の子ども」と言い、冷笑的な人は「核融合の核廃棄物でできたのさ・・」と言うそうです。宗教家は、「これこそ神の御技・・」とも。

     さて、私たちの命の情報を伝えるDNAといえば、アデニン、シトシン、グアニン、チミンの四つの塩基からなりますね。これは、命という情報を四つの「色」が配列を変えることで伝達しているようにも感じます。

     もう少し主観的に言うと、四つの色が雪の結晶のように秩序を求めつつも、結晶にはなれないでいるような・・。
     「覆水盆に帰らず」で、一度バラバラになったものはそのままでは元にはもどらない。気体などで無秩序性が高まるというエントロピー増大の法則。

     私たちの「命」は、結晶化という秩序の過程とバラバラになる「死」というエントロピー増大の法則の、ちょうど中間のあいまいの領域にいるのではないか。

     そういえば、新たな生命の誕生を「愛の結晶」などと言いますね。「愛」は宇宙のエネルギーであり、そこから誕生した生命は、やはり大切な宇宙の「結晶」なのだと思います。

     以上、科学的な視点からは、酔っ払いのたわごとにすぎません。
     ・・たしかに、ヨッパになりながら、この拙文を書いていますが。
     (ん? ほんとうにヨッパのたわごとだ・・)
     
     では、宇宙はどこからなぜ始まったのか・・。はて? 

     そんなことを疑問に感じながら描いたのが下の絵でした。
     タイトルを「あいまいな領域」としました。S50号。
     んで、よっぱのたわごととして、また次の絵を画きつつあります。

     

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