「Re:Re:素描」
>3年間、世の中や自分自身いろいろ変わってしまったけれど、枯れたままのユリの花びらは、枯れた状態でいるという不思議。

　コメント、ありがとうございます。何を描こうか・・と思ったときに、身近な小さなことから出発するのも一つかなと。

　少し硬い話になってしまうのですが、
　
　「それを出発点として、あらゆるものが見える地点だ」
　（ジャコメッティ）という見方もあるのかもしれない。

　先日、画廊主のＩさんと雑談をしていて
　「最近の絵描きはデッサンしないよね」という話になりました。
　適当な写真を手元において、切り張りしたような作風が
　あまりにも増えたという話でした。
　「表現がペラペラで深みがない。塗り絵のようだ」とも。
　
　　・・私も写真を使うことがあるので、耳が痛い話でした。
　　パソコンで構成を作ってから大きな画面に仕上げる人も
　　増えていますね。
　　確かに、仕事はどんどん進むけれど、
　　何かひっかかるものを感じなくもありません。

　　さて〜、これから年越しの準備です。
　　（何か簡単な料理でも作ろうと思います）

　　では、皆さま、健やかな年末年始を過ごされますように！
　

「Re:素描」
> 枯れ葉のようにも見えますが、枯れたユリの花びらです。３年前、ある会場に飾られた大きな花束がありました。式が終わって、皆で花を分けたときの１輪。コップに入れて飾ってそのままにしていたら、数枚の花びらが残って、いつのまにかこんな姿に・・。この３年間に、いろいろなことが変わってしまった。けれど、この枯れた花びらだけは、ほとんど変わらない。ごみ箱にポンと投げることができずに、いまだにコップに入れたままです。


　何か素敵な話ですね。3年間、世の中や自分自身いろいろ変わってしまったけれど、枯れたままのユリの花びらは、枯れた状態でいるという不思議。当たり前といえば当たり前なのですが、ちょっとロマンチックですね。