素描をもとに少しずつ描き進めています。暖房を入れていないせいか、なかなか絵具が乾きません。メディウムにサンシックンドリンシードオイルを混ぜているためかなと・・。ただ、のんびり進めているのでちょうど良い感じもしています。

同じく10分ポーズでした。向かって左側の北窓から入る光に加え、この季節は南の窓からも採光しています。両方向から光を意識しつつ、耳の後ろから鎖骨をつなぐ胸鎖乳様筋の動き、頭部と肩の関係などを見ていきたかったのですけれど、進みませんでした。

例によって、新宿美術研究所で描きました。スラリとした背の高いモデルさんでした。

5分ポーズ。いやはや、初めてのモデルさんで、難しかったです。ここまでしか描けないとは残念・・。もっと鍛練していれば良かったと思います。

なかなか進みません・・。白色でデッサン。一通り進めてから、もう一度透明色をかけて、沼の底に沈める感じにしたいです。で、もう一度、デッサンをやり直して・・。何度も繰り返したいところ。

　新宿美術研究所にて。膝から下がスラリとしていて、カタチがなかなかつかめませんでした。

　最近、仕事で解剖学の本を編集する機会があり、呼吸に必要な筋肉の働きなどに「なるほど・・」と感心したのですが、骨格や筋肉、血管などに関心が深まると人体の見方もまた変わっていくような気がします。

　先日、ある画廊で心臓の話になりました。たまたま居合わせた方が心臓の手術を受けたことがあるとのこと。その方は、興味を深めて心臓手術の現場を２回見学して、医学書にイラストを描いたそうです。

　人体には、不思議なことがたくさんありますね。確か、細胞の数がおよそ60兆個と聞いた記憶があります。で、住んでいる微生物がその10倍いるとか・・。腸内に1000種類くらいいるらしい。しかも、例えばビオチン（ビタミンＢ7）などは腸内細菌がつくっているという話で、やれやれ。人体が小宇宙のように思えてきます。

ほっそりしたモデルさん。10分ポーズで顔中心に描いてみました。