私が所属している盛岡のデッサン会の先輩から勧められた群馬県桐生市の大川美術館に、先週の金曜日に行ってきました。桐生は暑かった！岩手は大雨で寒かったのに・・・あえぎながら階段を上ってたどり着いた美術館は、涼しいばかりではなくとても良いところでした。松本俊介の収蔵作品が一つのコーナーにまとめて展示されていて、入場者は私一人で、ソファーに座ってゆっくりと贅沢に鑑賞できました。松本俊介は岩手と宮城の美術館にもかなりありますし、若いころから好きで展覧会などでも見ていますが、やっぱりいいなあと思いました。どこがどういいと思うのか？いろいろと心に浮かびますが、透明感のある色や線？　うまく説明できません。
　翌日、ブリジストン美術館で「アンフォルメルとは何か？展」も観ました。フォートリエ、デュビュッフェ、ヴォルス、・・・、こちらもとてもよかったです。どこがどういいと思うのか？　やっぱりうまく説明できません。　ただ、画家が何を表現しようとしているかにはあまり興味が湧かず、表われてしまったものに惹かれる気はします。
　

影をつけずに、途中ですが・・。描き込みが弱い。しばらく研究を続けてみます。

新しいモチーフ。しばらく研究してみようと思います。

５分ポーズでした。新宿美術研究所にて。
首のあたりの鎖骨、甲状軟骨、胸鎖乳様筋などがかなりはっきり分かるモデルさん。下向きなるとよく分からなくなってしまうのですが・・。描き応えがありました。
顔にこぼれる自然の光をとらえたかったのですが、カタチがゆがんでしまいました・・。難しいです。

少しずつ描き足しています。およそ調子を入れていますが、光の流れとカタチの関係がまだまだこれからです。

こちらも５分。う〜ん、・・手を入れたかったです。

調子を入れずに、線を意識してみましたが・・。まだまだですね。描き込まなくては。
線といえば、ハンス・ベルメールの線はきれいですね。
ゲオルグ・グロスの線もまた味わいがあります。
松本俊介の線もきれい。
新宿美術研究所のアトリエは俊介の息子さんの設計と聞きました。

線だけでも、何と課題が多いことか。無限大に難しいけれど、その分、とても面白いわけです。　

顔の部分を拡大・・。北窓からの光が向かって左側から。右から半遮光した南窓からの光。梅雨空といえ、これが結構、強い光になっています。う〜む。もう一歩、踏み込んで描きたいところ。体力不足ですね〜。描いている途中でねむくなったり、集中しきれませんでした。

20分では、いつも全身を描くのですが、今回は上半身のみに・・。曇天のやわらかな光を描きたかった。
甲状軟骨、その下の輪状軟骨あたり、胸鎖乳様筋などが、割と感じられるモデルさんでした。しかし、進みませんでした・・。

同じく新宿美術研究所にて。体形の美しいモデルさん（お顔もですが・・）。上半身が正面に近く、骨盤が斜めになっているので、腰のボリュームが出しにくい・・。難しいです。