相撲界は問題が続いてますね。

朝青龍に関して言えば、あれは彼がちょっと可哀想だった。

嘘をついたのだとしたら、それは良くない。

でも彼は、いつも通りのことをしただけなのだ。

彼は自分の稼ぎの殆どをつぎ込んで、

モンゴルに学校を作ったりして、祖国に尽くしている。

彼が一人横綱の時、本場所と同じように巡業が大切だと誰かが教えたのだろうか？

否である。たった一人の横綱に協会も親方も何も言えなかった。

彼は毎度、本場所が終わるとモンゴルに帰っていたのだ。

彼はモンゴルの英雄で、帰れば英雄なりの仕事がある。

横綱がもう一人出来た。

彼はいつものように本場所後、モンゴルに帰った。

ところが今回は、いきなり吊るし上げられた。

彼にしてみれば、『何故？』である。

今まで何も言われず、今回だけ何故ダメなのか。

繰り返すが、嘘はよくない。

しかしその嘘も、今回が初めてではなく、

巡業を休んで祖国に尽くす為には必要だったのではないか。

彼は外国人である。

巡業が大切なものであるなら、

それははじめに教えてあげなければいけなかったのではないか？

一人横綱の時は自由にさせておいて、

もう一人横綱ができたとたんに掌を返したように思えてならない。


一つ確認しておくが、相撲は国技ではない（らしい）。

日本国憲法その他どんな法文を見ても相撲が国技とは書いてない。

国のことを決するのに法文化しないなどは考えられない。

国技だと思っているのは、相撲協会関係者及びＯＢのみである。

多くの人が勘違いしてるのは東京場所が『国技館』と言う場所で
催されるからである（らしい）。


もう一つ、時津風の事件。

格闘技のプロが、『これ以上はダメ』の境目も分からないとは

情けないことこの上ない。

最近の子供たちは殴り合いの喧嘩をしないから、

殴られるとどんな感じかを知らないし、限度を知らない。

だからいじめと言う名の暴力で相手を殺してしまうのだ、

と思っていた。

そしたら親方が指示したんだと・・・あきれて物も言えん。

それにしても日本人は責任を誰かに取らせるのが好きだね。

この件で親方が責任を問われるのは当然としても、

相撲協会まで責任を問われるのはどうかと思う。

いい大人の親方が指導しているそれぞれの部屋のことを

協会がいちいちどうやって監督するの？

警察官が何かすれば署長の責任、

先生が何かすれば校長の責任・・・。

浅間山荘事件の時、犯人の父親が自殺した。

タクシーの運転手はそれを当然と言った。

中学生だった僕は、絶対違うと思った。

未成年ならともかく、成人した子供が何しようが親に責任なんてない。

子供のやったことは親の責任、

部下のやったことは上司の責任、

勿論そういうこともあるだろうけど、

何でもかんでもトップに責任を取らせるという日本人気質が

僕は大嫌いだ。


Ｐ．Ｓ　ぱぱさんへ

　　　　ご忠告どおり、一行おきにしてみました。

　　　　読みやすいですか？