「Re:Re:Re:ウエイトディスク」
・・・・[427] の続きから・・・・

マグネシステムからは基本ＷＤの３種類（ワイド・ヘビー・バランス）が、画像左縦列のように１０角形に変わり引き継がれます。

・テンワイド・・・左下
・テンヘビー・・・左上
・テンバランス・・左中

６角、８角、１０角と、偶数角だったのは、ＷＤをブレードベースに固定する構造上、内側の形状がどうしても線対称となってしまうことから起因するのではないかと思います。
重量配分とかを考慮すると偶数角形状が独楽のバランスに都合が良いわけです。
と言うのは、実際にベイのＷＤとしては珍しい奇数角形状であるスターアタック（画像中央上）をよく見てみると・・
線対称ではありますが、回転対象として回すことをイメージするとその不均衡さがわかるかと思います。

さて、１０角のＷＤを、よく見ると３種類ともそれぞれ２箇所の突起部分があることに気付きます。６角や８角のＷＤではその突起は、見あたりません。
この突起（約0.75㎜ぐらい）が１０角のみ存在するのは、角が増えることにより円に近づきますが、コマ同士の接触による衝撃が小さな持久主体のバトルになってしまいます。
接触時のコマに変化を持たせ、バトル展開を面白くする為に、ワザとこの突起部分を追加したのではないでしょうか。
それは、画像右下のワイドディフェンスも同様かと思います。そのＷＤには、１箇所だけ突起部分があります。その部分にモロに当たった時は結構持久ベイは飛ばされてしまいます。
逆に、画像右中央のワイドサバイバーは突起がなく、そのかわりに同じ大きさ程度のゆがみのような湾曲があります。サバイバーという名だけに、「生き残る」持久型ですね。

攻撃型としては、前述の５角形のスターアタックの他にヘビーＷＤ版のヘビーアタック（画像中央）、ワイドＷＤ版のワイドアタック（画像中央下）があります。また応用形バージョンのようなＷＤのリボルバーアタック（画像右上）もあります。

２．大きさ

全体的な傾向としては、基本３種のＷＤについて
１）ワイド系ＷＤ　・・・約49㎜＋α
２）ヘビー系ＷＤ　・・・約42㎜±α
３）バランス系ＷＤ・・・約46㎜±α
です。
１０角のような角の多い方が、大きく感じるのですが、上記の通り、実は最大直径（突起部分含まず）はあまり各々大差は無いようです。
ワイドサバイバー・ワイドディフェンスも大きさ的にはワイド系ＷＤが基本のようです。
攻撃型の最大直径では、ワイドアタックが一番大きく約51㎜で、他のヘビーアタック・スターアタック・リボルバーアタックは最大直径自体が同じ約44㎜です。


３．重さ

基本３種のＷＤは、６角・８角までは各種同じような重さです。
１）ワイド系ＷＤ　・・・約13ｇ
２）ヘビー系ＷＤ　・・・約15〜16ｇ＋α　（笑）
３）バランス系ＷＤ・・・約14ｇ
さすがに１０角になると上記よりさらに1ｇ程度増すようです。
基本３種以外では、
ワイドサバイバーが一番軽くて約12ｇです。ワイドディフェンス・ワイドアタックが約14ｇ、スターアタック・リボルバーアタックが約15ｇです。一番重いのがヘビーアタックで約16ｇあり、テンヘビーの約17ｇに迫っております。


こうやって全体をながめてみると・・
ベイのＷＤは、単なる重さの違うコマのオモリではなく、基本３種類をベースとし、さらにその基本そのものも角数を増やすなどして製品世代とともに進化するオモリであったと思います。
また重さだけでなくテーマを攻撃・防御・持久を考慮し、実際の回転を意識しながらそれにあわせた形状も考えて創出されたものであると思います。

実は、まだまだ形状の不思議や疑問な点は結構ありますが・・・。

しかしＷＤだけでも、ベイブレードに関してはキリが無いですね。（笑
あのＷＤのことは？ココに出てないものもあるし・・